- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130622110
作品紹介・あらすじ
生物多様性のメカニズムを解き明かす群集生態学.さまざまなスケールの群集にスポットをあて,それぞれの動態や構造について,陸域から水域まで最新の知見を紹介しながら,わかりやすく解説.生態学を学ぶ人たちや生物の保全に携わる人たち必読の教科書.
感想・レビュー・書評
-
【電子ブックへのアクセス】
〇学内から:
https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000046852
〇学外から:
※リモートアクセスサービスにログインの上ご利用ください。
https://www.lib.hokudai.ac.jp/remote-access/?url=https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000046852詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大学を出て以来、専門の書を通して読んだのは初めてかも。
おそらく、群集生態学とその周辺の話題まで、かなりバランス良く書かれていて、私のようなものにも、それなりに理解出来たのは、構成がしっかりしているからかな。
かなりレビューを繰り返した感じが伝わって来る一冊でした。
数理モデルによる個体群動態から生態を読み解くという視線のほかに、あとちょっと行動生態学的なところも加味されていると、個人的には嬉しかった。 -
【メモ】
種組成の規則性をさまざまな時間的,空間的なスケールでみつけだし,それを生じさせる仕組みを,環境条件や生物の種間関係,種の生態的特性などを手がかりに解き明かすことが群集生態学の目的である.
群集生態学の目的は,種類や種の分布パターンが,種間関係や無機的環境の働きにより,どのように決定されているかを明らかにすること,といえる.
相互作用がもたらす効果は状況依存的であることを認識する必要がある.
種多様性は「種の豊富さ」と「種組成の均等さ」という2つの異なる要素を含んだ概念である. -
大学院入試勉強用に。
競争モデルや捕食モデルの式変形や導出が詳しく書かれている一冊。
キーノートとかのような概説でわからなかった方は、すとんと理解できるようになる気持の良い本だと思う。
ただ後半は数式が中心となるので、本気でやりたい方にはオススメするが、群集生態ってどないなもん?っていう軽い興味の方は別な本にしたほうがいいかもしれない。決して安くはないし。