- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130802505
作品紹介・あらすじ
伝説の名講義を明快な翻訳で正確に再現、ソシュールの真髄に迫る。
感想・レビュー・書評
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ソシュールの一般言語学講義は、他の本を持っていて、学生時代に何度か読んだことがありますが。25年ぶりくらいに読み返しました。
ソシュールといえば、パロールやランガージュといった概念や言語の恣意性といったことが有名で、それらは覚えていましたが、この本の中身はほとんど忘れていることが判明。
そして、わたしが興味を持つようないわゆる「哲学への嚆矢」になりそうな部分は意外と少ないんですね。
ソシュールには現代的な価値はもはやないと思っていますし、これは講義録でありその点ではソシュールの思考の履歴を追うといったのが難しい本でもあります。また最近は記号論なんていうこともあまり言わなくなったと思います...
あれ?なんでソシュール読む価値あるって結論にしようと思ったのにないのかな...まぁ、読書は読書の楽しみのためにするものであり、そういったものを感じるには良い一冊の一つかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
── ソシュール/影浦 峡・田中 久美子・訳
《一般言語学講義: コンスタンタンのノート 20070327 東京大学出版会》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/413080250X
Saussure, Ferdinand de 18571126 Swisse 19130222 55 /
── 丸山 圭三郎《ソシュールの思想 19810715 岩波書店》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4000012207
ソシュールを学んだと称する知人が二人いた。
ソシュール自身は一冊も本を出していないのに、ソシュールに関する
日本語の書籍は、百冊を超える。
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%A5%BD%A5%B7%A5%E5%A1%BC%A5%EB
わたしのブログやツイッターにも、もっともらしく引用されている。
https://twilog.org/awalibrary/search?word=%E3%82%BD%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB&ao=a
(20221102)
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ソシュール一般言語学講義―コンスタンタンのノート
(和書)2010年09月09日 15:16
2007 東京大学出版会 フェルディナン・ド・ソシュール, 影浦 峡, 田中 久美子
とても読み易くて、良い本だなって思いました。
何回も再読できてしまうと思う。
だから理解にはとても有益だろうと思いました。
今回図書館でかりて読みましたが、機会があれば購入して愛読書にしたいです。
他の出版社からも第一回から第三回まででているからそちらの方も読んでみたいです。 -
2600円購入2007-03-30
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構造主義の起源とも言える、ソシュールの言語学講義の内容。
ラング、シニフィアン、シニフィエ、構造、差異などの概念や考え方が現れている。 -
言語学の経典である『一般言語学講義』、その講義に出席したエミール・コンスタンタンの原ノートを訳出したものです。これ以前の言語学は語の由来を辿るだけの歴史言語学に終始していましたが、ソシュールは記号論を構想し現代言語学の基盤を築いたのです。
普段使っている「言語」も、外国人と外国語で話そうとすると途端に「記号」という性質を感じられるでしょう。「記号としての言語」という世界を、垣間見ていきませんか?
(物理学系物理学コース M1) -
約20年後に購入した新訳版?実に読みやすい。
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ソシュールの言語学講義の中でも、受講生のノートを再現した本。岩波の一般言語学講義は、弟子によって編集されており生のソシュールではない、ということからこちらを最初に。うーん、読みにくい。ノートを忠実に訳したから仕方ないんだが。。
内容として面白かったのは、シニフィエとシニフィアンの組み合わせの恣意性。それと、差異の概念。感想としては、非常に数学的な書き方をするなぁと思ったことか。バルトなどに影響を与えたという事が良く分かった。
ただ、全くもってしっかり読んだとは言い難い。なので評価はしない。 -
152年前の1857年11月27日に生まれたスイスの言語学者、1913年に55歳で没。生きている時に一冊の著作も公にしなかったのですが、この本は1906年から11年にかけてジュネーヴ大学の講義を弟子たちがまとめたもの
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ソシュール最初の一冊