どうする家康 二 (2)

  • NHK出版
4.09
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本棚登録 : 63
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140057315

作品紹介・あらすじ

松本潤主演「どうする家康」完全小説化第2弾。武田軍との三方ヶ原決戦は如何に。

松本潤主演で大注目の大河ドラマ「どうする家康」。誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の活躍を新たな視点で描く。希代のストーリーテラー・古沢良太の脚本を基に、ストーリーやセリフを小説として楽しめるようにしたノベライズ。第二巻では弱小国の主(あるじ)として生きる運命を受け入れ、織田信長、武田信玄という化け物が割拠する、乱世に飛び込んだ家康の姿を描く。

物語
朝倉義景を討つべく北上した織田・徳川軍だったが、浅井長政の裏切りにより窮地に立たされる。殿(しんがり)を買って出た木下藤吉郎とともに撤退戦を戦い窮地から生還した家康。続く姉川の戦いでは、家康が先陣を切って浅井・朝倉軍を撃破する。武田信玄が三河に、さらに遠江に侵攻してくる。次々と城を落としつつ迫る武田軍。家康軍は三方ヶ原に引き出され決戦の時を迎える。圧倒的な武田勢の猛攻に散り散りとなる徳川兵、家康たちの命運は如何に。

感想・レビュー・書評

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  • ドラマを見てから読んでいたが「真・三方ヶ原合戦」からは先に読んでしまうように。ただの勧善懲悪ではなくヒリヒリするくらい一人一人の家臣に感情移入する。映像ではなおさら。大河ドラマらしくないと言われるが女性をちゃんと描いている。この時代に生きた人たちと今を生きる自分に違いはない。それが腑に落ちる物語である。

  • 徳川家康が夏目広次の名前を覚えられないことには重い過去がありました。家康が織田家の人質となったことは織田信長と面識を得ることになったとプラス要素で語られます。しかし、それは後知恵に過ぎません。当時は誘拐であり、家康にとってトラウマになったでしょう。織田家の人質時代を思い出すだけで吐き気を覚えるほどだったでしょう。それに関連する記憶を思い出せなくても無理はありません。

  • 「どうする家康(二)」古沢良太作・木俣冬著、NHK出版、2023.03.20
    302p ¥1,650 C0093 (2023.05.03読了)(2023.03.20購入)
    題名のように家康紀決断を迫る場面を作って、ハラハラドキドキしながらドラマを見ています。三方ヶ原での敗走は、さらりと流しています。ドラマではどうするのでしょう。
    安部龍太郎著『家康』では、お万の方は、双子を生んだことになっていましたが、こちらでは特に触れていません。「岡崎クーデター」は、知りませんね。
    設楽が原の戦いは、信長主導の戦になっています。こちらが通説ですかね。
    築山殿と信康の武田方との内通話は、オリジナルストーリーになっています。五徳姫は信康に従っています。信長と連絡は取っていますが、積極的に告げ口しているようではありません。それにしても、家康は築山殿と同居しなかったのでしょうね。築山殿は、息子の信康と同居しているわけでもないし。

    【目次】
    第十三章 家康、都へゆく
    第十四章 金ヶ崎でどうする!
    第十五章 姉川でどうする!
    第十六章 信玄を怒らせるな
    第十七章 三方ヶ原合戦
    第十八章 真・三方ヶ原合戦
    第十九章 お手付きしてどうする!
    第二十章 岡崎クーデター
    第二十一章 長篠を救え!
    第二十二章 設楽原の戦い
    第二十三章 瀬名、覚醒
    第二十四章 築山へ集え!

    ☆関連図書(既読)
    「どうする家康(一)」古沢良太作・木俣冬著、NHK出版、2022.12.10
    「家康(一)自立篇」安部龍太郎著、幻冬舎、2016.12.20
    「家康(二)不惑篇」安部龍太郎著、幻冬舎、2018.10.25
    「覇王の家 前編」司馬遼太郎著、新潮社、1973.10.25
    「覇王の家 後編」司馬遼太郎著、新潮社、1973.10.25
    「徳川家康」松本清張著、角川文庫、1964.01.20
    「おんな城主直虎(一)」森下佳子作・豊田美加著、NHK出版、2016.11.25
    「おんな城主直虎(二)」森下佳子作・豊田美加著、NHK出版、2017.03.25
    「おんな城主直虎(三)」森下佳子作・豊田美加著、NHK出版、2017.06.30
    「おんな城主直虎(四)」森下佳子作・豊田美加著、NHK出版、2017.09.30
    「流星 お市の方(上)」永井路子著、文春文庫、1982.09.25
    「流星 お市の方(下)」永井路子著、文春文庫、1982.10.25
    「下天は夢か 一」津本陽著、講談社文庫、1992.06.15
    「下天は夢か 二」津本陽著、講談社文庫、1992.06.15
    「下天は夢か 三」津本陽著、講談社文庫、1992.07.15
    「下天は夢か 四」津本陽著、講談社文庫、1992.07.15
    「下天は夢か 信長私記」津本陽著、新潮文庫、1994.09.01
    「秀吉 上」堺屋太一著、日本放送出版協会、1995.12.21
    「秀吉 中」堺屋太一著、日本放送出版協会、1996.04.30
    「秀吉 下」堺屋太一著、日本放送出版協会、1996.10.12
    「武田信玄 風の巻」新田次郎著、文春文庫、1975.07.25
    「武田信玄 林の巻」新田次郎著、文春文庫、1974.10.25
    「武田信玄 火の巻」新田次郎著、文春文庫、1974.11.25
    「武田信玄 山の巻」新田次郎著、文春文庫、1974.12.25
    (アマゾンより)
    松本潤主演「どうする家康」完全小説化第2弾。武田軍との三方ヶ原決戦は如何に。
    松本潤主演で大注目の大河ドラマ「どうする家康」。誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の活躍を新たな視点で描く。希代のストーリーテラー・古沢良太の脚本を基に、ストーリーやセリフを小説として楽しめるようにしたノベライズ。第二巻では弱小国の主(あるじ)として生きる運命を受け入れ、織田信長、武田信玄という化け物が割拠する、乱世に飛び込んだ家康の姿を描く。
    物語
    朝倉義景を討つべく北上した織田・徳川軍だったが、浅井長政の裏切りにより窮地に立たされる。殿(しんがり)を買って出た木下藤吉郎とともに撤退戦を戦い窮地から生還した家康。続く姉川の戦いでは、家康が先陣を切って浅井・朝倉軍を撃破する。武田信玄が三河に、さらに遠江に侵攻してくる。次々と城を落としつつ迫る武田軍。家康軍は三方ヶ原に引き出され決戦の時を迎える。圧倒的な武田勢の猛攻に散り散りとなる徳川兵、家康たちの命運は如何に。

  • 今川氏の滅亡により遠江を手に入れた徳川家康だが、将軍足利義昭を擁し京に上った織田信長に越前征伐に引っ張り出される。浅井長政の裏切りに気づき、織田・徳川軍はからくも金ヶ崎から脱出。姉川の合戦で勝利を得る。一方、遠江・浜松は戦国最強の武将・武田信玄の脅威にさらされる。「弱き主君は、害悪なり」という信玄が怒濤の勢いで侵攻してきた。そして“三方ヶ原”で両軍は対峙する。家康は浜松城を守り通すことができるのか…。

    <目次>
    第十三章 家康、都へゆく
    第十四章 金ヶ崎でどうする!
    第十五章 姉川でどうする!
    第十六章 信玄を怒らせるな
    第十七章 三方ヶ原合戦
    第十八章 真・三方ヶ原合戦
    第十九章 お手付きしてどうする!
    第二十章 岡崎クーデター
    第二十一章 長篠を救え!
    第二十二章 設楽原の戦い
    第二十三章 瀬名、覚醒
    第二十四章 築山へ集え!

  • 大河ドラマは観ていないがとても面白かった。

  •  読みやすく、面白い❢

  • 大河ドラマは見てませんが、原作は読む派の私です。

    2巻…1巻よりも面白かった!
    長篠のくだりで、
    鳥居強右衛門の活躍がガッツリ描かれているのは嬉しかった。子どもたちに長篠の合戦屏風について話す時に、必ずこのエピソードを語って、胸を震えさせるようにしてます。

    本作、史実と違うという評価をよく聞きますが、私は歴史を楽しむ、好きになるきっかけとなればいいよな、と、歴史小説については思う派です。
    いろんな解釈に触れるのも楽しいです。

  • ドラマのノベライズ第二弾。
    徐々に投資わょう人物が増えてわかりにくくなっていくけど、相関図と合わせて見ながら読んでいた。
    改めて姉川の戦いや、長篠の戦いを知る。だいぶんフィクションが盛り込まれているんだろうけど
    だからこそとっつきやすく読めてありがたい。

  • 大河ドラマの続き第二弾。今回は織田信長に無茶振りされて困惑する家康の姿がたくさんあった。だんだん瀬名と信康の雲行きが怪しくなってきた…。

  • 今年(2023年)NHK大河ドラマのノベライズの2作目。4月から6月の分。家康の上洛(4/2放送済)から金ヶ崎、姉川、三方ヶ原、長篠、設楽原と続く。いや、斬新な描き方やわ。どんなかは放送を楽しみに!

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著者プロフィール

2002年脚本家デビュー。「ALWAYS 三丁目の夕日」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞。「ゴンゾウ 伝説の刑事」で向田邦子賞受賞。主な作品に「外事警察」(NHK)、「鈴木先生」「リーガル・ハイ」「デート〜恋とはどんなものかしら〜」「コンフィデンスマンJP」。またEテレ子ども向け人形劇「Q〜こどものための哲学」の脚本を担当するなど多分野にわたり活躍。

「2023年 『どうする家康 三』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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