- Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140162682
作品紹介・あらすじ
俳句の基本24項目をもずく君とひぐらし先生の俳句問答に学ぶ『NHK俳句』テキスト人気連載「ひぐらし先生の俳句指南」が一冊に!
感想・レビュー・書評
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山吹もずく青年が俳人のひぐらし先生に弟子入り志願するところから話が始まる
俳句入門書ではあるが、ひぐらし先生ともずく君とのゆる〜い「俳句のいろは」の対話で話が進んでいくので、小説としても楽しめた
旬の食材を使った料理で一杯やりながら、そして、庭の草花や木を愛でながらのひぐらし先生ともずく君の俳句談義が楽しい
ひぐらし先生が例句として提示した俳句は120句にもなるらしく、その時々のテーマに沿っておりとても分かりやすかった
その中で私が気に入ったのは、色を使った次の二句
菜の花がしあはせさうに黄色して
そら豆はまことに青き味したり
ひぐらし先生が語るには、菜の花の句、〈しあはせそうに黄色かな〉ではダメだと
〈しあはせそうに黄色して〉とするから楽しげな弾みがあるそうな
なるほどな、俳句は奥が深い。たった17音しかないからたった一音たりとも無駄にできない
助詞の一つにさえも気が抜けないんだ
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●初心者にもわかりやすく、へ~と思うことがたくさんあった。なかなか勉強になった。
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もずく君のようにこわがらずに投句してみようかな、って少し思えました。
自己満足で終わらせないためにも。 -
句会、選句、吟行、楽しそうだ。
「短日の胸厚き山四方に満つ」(飯田龍太)
「満開のふれてつめたき桜の木」(鈴木六林男)