- Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140361429
作品紹介・あらすじ
ファンタジー作品の名手、刀根里衣が世界の子どもたちに贈る希望のメッセージ
色を失った世界に立ちつくす少年が、この物語の主人公です。
静けさのなかで、少年は考えます。
ちっぽけな自分にも、何かできることはないだろうか……。
筆とパレットを手にした少年は、動物や植物に色をつけ、星や月を描いていきます。
そうして命を吹き込まれたいきものたちは、徐々に光を放ちはじめます。
わたしたちはいま、これまで経験したことのない日常を送っています。
そのようななか、やさしく前向きな気持ちにさせてくれる作品です。
感想・レビュー・書評
-
かなしいことがたくさんあって、真っ暗になってしまった世界。
絵書きの少年は真っ暗な中でかんがえた。
‘このせかいに、ちいさな光を ともすんだ’
少年は大地に咲く花に、絵筆で色を着けはじめたーーー。
……………………………………………………………
優しい色合いの絵とファンタジックな展開に心癒される。
そうですよね。誰もがみんな、ちいさな光をともせる。
心にちいさな光をともして、その光が消えないように、努力をしている人が他にも大勢いる。
それに気付けば、真っ暗だった世界も、にじいろの世界に変わるのだ。
ふだんは毒っ気のあるもの、一癖あるものが好みですが、こういうストレートなメッセージが込められたものも、心が浄化されるようで(気のせい)いいですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
音楽にヒーリング・ミュージックが有るならば、絵本にもヒーリング・ピクチャーブックがあってもいいと思います。この絵本のヒーリング効果は絶大です。
-
誰にだって、いつだって、心が暗くなる時がある。
そんな時に、世界を包む優しい色、希望の光がみえる人でありたい、あって欲しいと思える絵本です。-
2021/06/02
-
-
何があったのでしょう。世界が真っ暗になってしまいました。そこに絵描きの少年が色をつけていくと、世界がだんだん明るくなっていく。希望はいつでも生まれるのだと勇気づけられました。
-
表紙も可愛いし、中の絵も可愛くて癒された。
黒猫が最後のページだけ、オレンジの猫になってた。
絵描きの男の子に、色塗られたのかな?笑
-
刀根さんの絵本はストーリーはあまり好みではないのだけど、絵がかわいくて好きです。これはなんとなく表紙は荒井良二さん風味。
-
3歳10ヶ月の娘へ。
読み聞かせてあげる本と自分で読む本、2種類揃えてます。