哲学の練習問題―自分と世界をつなぐ

著者 :
  • NHK出版
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本棚登録 : 51
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140803547

作品紹介・あらすじ

リアルに生きている感じのしない人、他者や社会とのつながりを感じられない人のために。もういちど世界を自分の流儀で捉えなおすための哲学の本。

感想・レビュー・書評

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  • 西研、藤森美奈子との共著しか読んだことがなかったが、Eテレ「100分de名著」の哲学関係の解説がわかりやすくてよかった。

    短いコラムで読みやすい。
    もっと考えることを大事にしたい。
    哲学の古典ももっと読んでみようと思った。

  • 再読。H15.4.28以来。いい本です。哲学を一つのテーマに千字で表す(「千字哲学」ってヤツ)読んで分かるか?というと、分かりません。ただ、哲学をこんな感じで考えたら、身近でしょう?というか、哲学は考えて、掘り下げて、理解したいと思う探求心かな?だって、この現代でも、世界共通の「正しい答え」(何故、人は死ぬのか?何のために生きるのか?などに対しての正解)なんて見つかっていないし。あと、イラストがふんだんに入っていて、これが、奇天烈でいい!!川村易。川村易と著者西研の仲、会話も必見です。楽しかったです。又、読んじゃうかも。

  • 哲学とはどうなっているかだけではなく、どうしてそう思うのかを問う

  • 『哲学のモノサシ』(NHK出版)の続編です。巻末には、『ソフィーの世界』(NHK出版)で知られるヨースタイン・ゴルデルと西研の短い対談も収められています。

    西は、ゴルデルにとって哲学が「存在への驚き」から始まるものであり、「エッセンスという点ではファンタジーも哲学も同じ」と考えているのではないかといい、それに対して自身は「哲学とはより具体的に問うて解明しようとする営みだ」と感じると述べています。ここには、哲学の議論を通して、他者とのつながりを模索しより深いエロスを開拓していくという著者の哲学観が明瞭に語られているように思いますが、古代ギリシア以来の哲学の伝統を引き継いでいるのは、やはりゴルデルのほうではないかという気がします。

  • 問いに、解は直線ではつながらない。哲学の不決定性。不決定性の思索。そのときは、問いそのものが問い直されなければならない。視点を移動して。WhatとHowを用いて。
    イラストの川村さんによると、人生に納得できずにいる中年が哲学書を読みたがるもんなんだそうです。

  • 09020

    イラストが素晴らしい。

  • (T)

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著者プロフィール

哲学者。京都精華大学社会メディア学科助教授。哲学者らしからぬ軽い風貌と語り口で若いファンを多くもつ。「普通の人々の心に届く新しい哲学を構築するのは彼しかいない」といわれる期待の学者。著書は、『哲学的思考』(筑摩書房)、『実存からの冒険』(ちくま学芸文庫)、『ヘーゲル・大人のなりかた』『哲学のモノサシ』(NHK出版)、『哲学は何の役に立つのか』(洋泉社新書y、佐藤幹夫との共著)など多数。現在、『哲学のモノサシ』シリーズを執筆中。

・もう一つのプロフィール……
だれに聞いても「怒った顔をみたことがない」という温厚な哲学者。学生からの人気はピカイチ。天才的頭脳の持ち主にしては「ちょっと軟弱」「貫禄がない」との評もあるが本人は全然気にしていないようだ。

「2004年 『不美人論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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