- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140804193
感想・レビュー・書評
-
90年代末期の日本の河川の現状を綴った本。
河川改修で治水効果が1%上がって、環境状態が2000%悪化、こんなのばっかり、本当にレベルが低すぎる。。。
沙流川もいつかカヌーで下りたかったけど、汚なそうなダムがあるから訪問はないだろう。
アメリカの環境運動のことが書いてあった。
自分は無駄すぎる工事を防ぐ為に何かしていたかといえば何もしていない。。。
どうやって欧米はそういった環境破壊を食い止めたのか、すこし調べてみようと思った。
少しづつ、自分も動こう!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
“川の民”の暮らしを抱いて流れゆく川。その清流が、文明によって“護岸”され、悲鳴を上げている。
悠久の“川の国にっぽん”。川と共に生きるとは何か。 「BOOK」データーベースより。
四万十川の章では、不必要だと思われる開発ついて、ダムの問題についても鋭い視点で書かれています。
「四万十川では、あらたな憲章も作られ、川で遊ぶ人は四輪駆動車でドカドカ川原をゆかず、
川原を大切にしようという思想にまでたどりついている。
こんな四万十川ならば「世界遺産」になっても、オーバーユースで(人が...はいりすぎて)
川が破壊されるようなことにはならないように、あらかじめ考えておくという知恵も出るだろう」
四万十川編より
この言葉には、耳が痛い観光&カヌー業者(自分も含め)も多いのではなかろうか。
今、四万十川の国道の2車線化が進んでますが、便利になる分、危惧されるコトも増えてきそうです。
これからの時代は、川が良くなることを想像し、創造する知性、知恵、行動が大事になってゆくのだと思いました。