- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140808290
感想・レビュー・書評
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絵本を読みたくなるし、子どもに読んでやりたくなる本。
絵本について深く知ることが出来ます。
(「松居直のすすめる50の絵本」から続けて読んだら、結構重なることが書いてあった。)
信頼の松居直さん。さすが絵本の第一人者!
自分自身も楽しみながら、子ども達に絵本の素晴らしさを伝えていきたい。というか、それが大人の義務なんじゃないかと思う。
良い絵本の豊富な時代に生きている私達は幸せ者だなー
保護者会で絵本読み聞かせ、やってみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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Vol.121 勝負に打ち勝つために秘かにトレーニングしている方法は、これ!http://www.shirayu.com/letter/2011/000240.html
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2016.11月。
すべて胸に刻みたいことだらけ。それぞれの絵本について、こどものとも誕生について、昔話について、日本の絵本の歴史についてなど、絵本第一人者の素晴らしいお言葉。重みが違う。特に、エッツの『もりのなか』、『ねむりひめ』『おおかみと七ひきのこやぎ』『おおきなかぶ』、レオレオニなど、それぞれの絵本がどういうものなのかについて深く掘り下げて解説しているところが、とてもおもしろかった。作者の思いや子どもの目線、心の動きまで、とにかくたくさんのことを教えてくれる。絵本は奥が深い。歴史と使命を背負って仕事をせねば。もっともっと勉強せねば。 . -
院生の頃に買って積んだままやったのを、子がうまれて絵本選ぶ参考にしよーと思って今更読みました。
絵本選ぶ参考にはあんまりならんかったけど、この人まじでほんとすごい人やな。この人がおらなんだら今の絵本界ないやろってくらい。
今はすごい大物な作家さん見出しまくってる。とりあえず長新太のデビュー作読みたい。 -
絵本とともに歩んできた編集者、松居直さんが、自身の子ども時代の経験、日本での絵本の歴史を振り返りながら、絵本について語っている。具体的な絵本としては、エッツ(もりのなか他)、フェリクス・ホフマン(おおかみと七ひきのこやぎ、ねむりひめ)、バージニア・リー・バートン、レオ・レオニ、そして、おおきなかぶ、がらがらどん……。
『絵本とは、言葉の湧きでてくる世界です。』 -
松居さんの絵本に対する情熱がビンビンと。おなじみの絵本の制作秘話や作家との出会い、絵本の読み解き方など面白い。改めて家にある本を見たがまた面白い。絵本て奥深いんだなーと再確認。
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絵本という文化、芸術の魅力が縦横無尽に語られる。松居さん、すごく熱い。日本の絵本出版を切り開いてきた思想と行動がずんずん響く。たとえ絵本に関心が無くとも、自分の人生をどう生きるのか、という意味で得るものが大きい。いわゆる人生訓は全く説かれていないが、人格的な影響を受けた。人に惚れ込み、想いを形にし、反省もできる人間。模範、理想である。
絵本の役割、意味も説かれるが、それ以上に、作り手の苦労がしのばれる。昔話の文体、韓国、中国の絵本出版は、すでにあるものを出せばいいというわけではなく、人にきちんと届けるためには、「翻訳」「翻案」する必要があったのだ。
・絵本とは何か:絵本そのもの。絵本と読者。
・本としての絵本:児童文学。挿絵など児童出版美術。作品論、作家論、画家論。出版文化としての絵本。総合芸術としての絵本。絵本の源流と歴史。モチーフによる比較研究。
・言葉を母からもらう。その前に命も。その次に名前を。
・レオ・レオニ:生命に対する礼節
・同:個人的な解決がないところに社会的な解決はない。
・声の言葉には息が通っていて、文字の言葉に隠されている言葉の生命を目覚めさせる。
・文を読む時には、ストーリー(それから)とプロット(どうして)の構成にも気を配る。
・新しい時代を開く群像は、いつの時代でも若い世代。
・先進地域のみならず、発展途上地域においても、子どもの育ちをゆがめる複雑な情況が拡がりつつある。語り言葉の喪失は、文化の破壊、人間性の崩壊、民族の存亡の危機。
・キレるとか暴力化するということは、言葉を失うこと。言葉を失うことは自分を失うこと。 -
男性目線からかかれた絵本論は新鮮だった。さすがに、素晴らしいと評される絵本の編集に関わってきた人だなぁと思った。
松居さんは子どもに絵本を読んであげていたらしく、お母さんに読んでもらう嬉しさとはまた別の嬉しさがあるんだろうなぁと思った。
将来、結婚したら旦那さんにも子どもと一緒に絵本読んでもらいたいなー。
あたしは一人読みの記憶が強烈に残っていて、母や父に絵本を読んでもらった記憶がないから尚更なのかも。