- Amazon.co.jp ・本 (70ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140811382
作品紹介・あらすじ
文明開化とともに建てられた華麗で、優美な建物・洋館。時代の潮目に現れた稀少な「美」、見事なまでの和洋折衷-。鑑賞のための意外なツボをお教えします。
感想・レビュー・書評
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分かりやすく明治建築の説明がされていました。
空間の使い方がとてもキレイです。
一時代を表している様子がよくわかります。 -
p32慶應義塾大学三田演説館
→絵本「小さいお家」みたいな外観がとにかく大好き。しかもそれがなまこ壁で、中に入ると「アメリカ中西部の教会をモデルにした内装で、一部が二階造りになった吹き抜けの空間」。
p56盛美館
・欧米では細かい細工は型に石膏を流し込んで作る
・日本はそれを漆喰で、こて捌きで作り上げる -
明治期の西洋建築と擬洋風建築が合わせて解説されててとても面白かった!
国宝指定された旧開智学校はなじみ深いけど、旧岩崎邸邸は正統派の美しさだし、1階が数寄屋造りで2階が洋館の盛美館の和洋混合具合はうちの文アル司書室みたいで楽しい。いつか行きたいな~。 -
明治・大正文化のブームが止まらない。
シャンデリアにステンドグラス。たっぷりしたカーテンに鮮やかな色模様の絨毯。重厚な木調の家具。布張りのソファ。いいなあ。 -
旧岩崎久彌邸庭園のほかに、慶應大学三田演説館、長野県の旧開智学校と旧中込学校、そして、青森県の盛美園が紹介されている。日本人の棟梁が手掛けた和洋折衷の擬洋風建築が特徴。
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流れで買ってしまった一冊。谷啓さんの「美の壺」本当に面白かった。金曜夜が出張日だと、翌朝はホテルでこれを見るのが習慣でした。草刈さんもよいですが。明治の洋館、いろいろ想起させますね。
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設計は外国人がやっていたとしても、実際に建てるのは日本の職人。知らないものも乗り越えて作り出せるくらいの能力の高さがあったに違いない。