脳から変えるダメな自分 「やる気」と「自信」を取り戻す

著者 :
  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140813706

感想・レビュー・書評

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  • この本に出会えて良かった。
    僕が変わるためにすごく必要な本
    もっと早く出会っていたら、自分の学生生活も180度違うものになっていたかも知れない。。。などと今さらどうしようもない想像をしてしまう。
    過去を悔やんでも仕方ない、大事なのはこれから行動を起こすこと。

    自分がどのようにダメ人間なのかを脳科学の観点から説明し、
    その改善方法も書かれている本。
    「やる気がおきない」「集中力がない」「考えがまとめられない」など項目毎に分けられているので、自分の苦手な部分だけを読むこともできる。


    ○やる気は自分で作り出すもの
     行動することによって蓄積されるエネルギーだと考える
     適度な運動と作業で脳の血流を良くし、作業興奮を与える
     仕事は小さな課題に分解し、感情系の協力を得られやすくする

    ○抑制の力を得られやすくするために
     少し面倒だと思うことを積極的にする
     「面倒くさい」は禁句、人任せにしない、他人のせいにしない
     少し辛いと感じる長さの文章を音読する
     テレビやラジオの教養番組をメモを取りながら視聴する
     (要点を理解しようといしながら見たり聞いたりする)
     最悪でも目は動かす(変化を与える)

    ○時間を無駄遣いしないために
     開始時間を正確に明記する
     仕事の優先順位をつける、紙に書く


    ○集中するために
     脳の覚醒水準の波を自分でコントロールする
     時間制限を設ける。砂時計で意識づけする

    ○自分の考えをまとめる(主体性を身につける)
     誰かの左脳に依存するな
     何事も自分で判断し、その理由も説明できるように
     そのテーマで話したり書いたりして自分の考え整理できるか確認

    ○アイデアが浮かぶようにするため
     ひらめきは「応用を解く鍵」なので基礎固めを徹底する
     良いアイデアにたどり着くまでの学習や取捨選択のプロセスを惜しまな 
     い

  • <感想>
    たくさんのメンタル系の本を読んできた。読了直後は納得感があるのだが、時間がたつにつれて以前と同じ悩みに取りつかれてしまう。

    本書籍では脳の機能を「思考系」と「感情系」の二軸で解説している。これまでの自分の失敗は「感情系」を成長させよう、変えようというアプローチだったことだ。

    感情は変えられない。しかし思考によって制御することは可能だ。

    その二軸の概念を知ることで自分の思考が整理された。アプローチすべきは「思考系」の領域だったのだ。
    脳の領域には「思考系」と「感情系」があり、思考系で感情系を制御する。その概念を知れただけでも読む価値があった。


    <アンダーライン>
    ・「思考系」と「感情系」

  • 1

  • 新書でも著者の本は拝読していますが、こちらは読みやすく、習慣にすべきことが頭に入りやすい。私はとても参考にしています。後書きなどからお人柄もら感じられ、今は私のバイブルの一冊です。

  • 自分にあてはまる思考・行動が数多く書かれており耳が痛かった。やらなくてはいけないのにどうしても行動できない、易きに流れてしまう方はぜひ一読を。

  • 2009年4月25日初版

    臨床の現場に携わる著者が「脳の性質から知る、自分の弱点に克つ方法」を解説。
    脳の性質を知っておけば、効率的に脳を扱えるし、また問題点の改善もやりやすい。

    「やる気」だろうが「自信」だろうが脳の産物であることには違いない。メンタル的要素も脳によって生み出されている。

    よく「脳を鍛える」などという表現が見られるが、それは頭を良くする_つまり思考力を上げる_とは違う。

    脳をテレビに例えると、ゲーム機を接続したり、BSを見られるようにすること、ではなく、テレビの受信方法(画像が乱れていたらアンテナ線やアンテナ本体の調子を確かめる)、やリモコンの使い方(電池は入っている?それってビデオのリモコンじゃない?)ということを知る、ということ。


    存外こっちのほうが重要だと思うのだが、どうにも「高機能」に煽るような風潮があるように思う。

    それはさておき、なかなか良い一冊でした。

  • 正しい努力をすれば、人は何歳からでも変われるものです。
    ー良い言葉だ。励みになる。

    「やる気が起こらない自分」を変えるポイントは、次の三点。
    ・やる気は行動することによって蓄積されるエネルギーであると考える。
    ・適度な運動と作業により、脳の血流を良くし、また作業興奮を起こさせる。
    ・仕事や勉強を小さな課題に分解し、感情系の協力を得やすくする。

    時間を使いすぎる可能性があることを何となくは始めない。
    周囲の情報に注意する力をこまめに回復させておく。

    ぼんやりと街の景色を眺めながら、心の傷が癒えるのを待ったり、ふとした思いつきで映画館に入り、偶然見た映画におしえられることがあったりする。
    人生の熟成は、そうやって進んでいくものだと思います。

  • 「脳から自分を変える12の秘訣」(新潮文庫 2013年刊)に改題。

  • ダメな自分の原因を脳の性質に求め、改善のためにどうするのが望ましいか教えてくれる本。

  • 各テーマが独立しており、気になったところから読み始められる。通して読むと、それぞれの対応策が共通していることに気づくと思う。例えば歩くことや手を動かすことで脳の血流が良くなり、やる気や集中力が高まる。簡単に出来る作業をこなす事で作業興奮が起こり、前向きに取り組める。考えたことをメモに残すことで、思考系を鍛え失敗を繰り返さなくなる等々。簡単に実践出来るアイデアが多く、早速試してみたくなった。

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著者プロフィール

1950年愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長などを経て、公益財団法人河野臨床医学研究所附属北品川クリニック・予防医学センター所長。医学博士。脳神経外科専門医として1992年、脳疾患後の脳機能回復をはかる「高次脳機能外来」を開設。著書に『フリーズする脳』『脳が冴える15の習慣』『脳が冴える勉強法』『脳を守る、たった1つの習慣』等。

「2020年 『「冴える脳」をつくる5つのステップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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