よみがえれ!夢の国アイスランド: 世界を救うアイデアがここから生まれる (地球の未来を考える)
- NHK出版 (2009年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140813966
作品紹介・あらすじ
もっと速く、もっと大きく、もっと強く…世界的な経済危機が訪れてもなお、私たちは「もっと」を求め、止められないでいる。経済優位社会のひずみを目の当たりにしている今だからこそ、人間のほんとうの幸福について考えてみよう。アイスランド発、真に幸福な国になるためのセルフヘルプマニュアル。
感想・レビュー・書評
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訳者あとがきにあるように、日本人が関心を持たなさそうな箇所は割愛されているとのこと。そこ読みたかったなあ。
経済破綻前に書かれたものだったので、情報としてはちょっと古い(本としては後半、冗長でもある)。
でも環境問題と経済、地方の雇用の問題など普遍的だし、米軍基地は日本とも通じる話。日本に置き換えても十分読める。
ただ、これは人口30万人の小さな国で起きていること。
そこに独自のテレビ局があり、出版社があり、作家がいて、国営銀行があり、米軍基地もあった。
日本で30万人といえば、一つの市くらい。最近のビジネスでは見過ごされるほどのボリュームかもしれないけど、そこにこの多様な社会がコンパクトに収まっていると思うと、つくづく興味深い。
とはいえ、実際にアイスランドに行ったことがあり、その空気感がわかるほうが本書は面白いとは思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み終わらせた…。読めませんでした。
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アイスランド在住の詩人による本。おもにアルミニウム精錬工場の誘致を巡る、開発か自然保護かという問題について書かれている。
ふと、自然保護か開発かという問題は人の心の中についても言えるんじゃないかと思った。