日本海海戦 悲劇への航海 (上)―バルチック艦隊の最期

  • 日本放送出版協会
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140814390

作品紹介・あらすじ

レパント海戦、トラファルガー海戦、ユトランド沖海戦、ミッドウェー海戦とともに世界の五大海戦に数えられる、日本海海戦。ロシアの無敵艦隊はなぜ、どのように誕生したのか。バルチック艦隊を率いるロジェストヴェンスキーに、旅順を失った皇帝ニコライは何を託したのか。「愚物」と司馬遼太郎が評したロジェストヴェンスキーの実像を描き直し、日本海へと向かうバルチック艦隊の実態を、英露に眠る公文書をもとに、詳細かつ立体的に描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 日露戦争の帰趨をほぼ決定付けた日本海海戦。本書は、同海戦に参加した露バルチック艦隊につき、その結成、運用、そして長躯遠征の模様を、ロシア側から詳述してみせる。◆単純に海戦だけでなく、その背景事情(露海軍の内実、艦隊とツァーリとの関係、露の宮廷内対立、日本の諜報機関の暗躍、日英同盟下での英国の対応、また露同盟国たる仏の露支援の消極さ、独皇帝ヴィルヘルム二世の思惑)につき、ロシア目線で叙述され、日露戦の多面化に意味ある一書。◆全2巻中の第1巻。ロシアにおけるバルチック艦隊結成からマラッカ海峡通過まで。
    ◆2010年刊行。著者はマウント・ホリオーク大学国際関係論客員教授。

  • 訳のせいか、ちょっと読みにくい印象が。。。
    膨大な史料をもとにバルチック艦隊が、バルト海を出港してからインド洋を超えるまでが上巻。
    かなり濃い内容はだった。ロシア版の坂の上の雲。
    しかし、こんな艦隊が日本海まで来ただけでもスゴイと思った。ロシアの水兵の国に対する忠誠心と規律の良さは以外だった。帝政の身分制度のせいかな?

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