30代未婚男 (生活人新書 185)

著者 :
  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140881859

作品紹介・あらすじ

急増する「30代未婚男」。彼らはなぜ結婚しないのか?「相手がいない」「お金がない」「自由な時間とお金が大事」「責任をとりたくない」「まだ、遊びたい」…。彼らの現実をインタビューしながら、30代の本音と未婚問題の構造を探る。

感想・レビュー・書評

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  • なかなか興味深い本

    最近でこそ、婚活イベントとか、政府・地方公共団体による婚活支援とかしているけど、結局は「女性との出会いは今までたくさんあったけれど自分は選ばれなかったのだ」という根本を理解していないと意味がないと考えさせられる内容の本

    単なる統計データからの推測だけではなく、結婚相談所等の説明、女性の座談会など色々てんこ盛りな内容

    2006年刊行と、7年を経過しているわけだが、当時の30代はどうなったのか気になりますね。

  • 2006年刊行。データとインタビューとを駆使。晩婚化の理由を解読。つまり、定性と定量の両方の観点から検討している。データの点は細かいかもしれないので、最終章の要因分析だけでも十分読破の意義あり。

  • 面白かった!!タイトルは軽い感じに思えますが、中身はインタビューや統計がぎっしり。
    生涯未婚率の県別ランキングなんて初めて見ました。
    読んだ後に独身の友達と話し合ったら盛り上がりそう。

    「独身でいることに短期的なメリットは多いとしても、長期的なメリットはない」と言い切っていました。反論もありそうですね。

  • 意図がよくわからない。
    考察も浅い印象。

    コーヒーを飲みながら軽く読むための本。

  • 耳の痛い内容が盛り沢山ww
    五年前の本だけど、恐らく未婚率の上昇傾向はより顕著になっているはず。
    とりあえず、自分の立ち位置的なものが理解できた気がする。
    後は行動だな。

  • [ 内容 ]
    急増する「30代未婚男」。
    彼らはなぜ結婚しないのか?
    「相手がいない」「お金がない」「自由な時間とお金が大事」「責任をとりたくない」「まだ、遊びたい」…。
    彼らの現実をインタビューしながら、30代の本音と未婚問題の構造を探る。

    [ 目次 ]
    はじめに―男性未婚問題について考えてみる
    第1章 30代未婚男の現実
    第2章 21世紀の結婚をとりまく制度
    第3章 僕らはなぜ結婚しないのか―30代未婚男インタビュー
    第4章 結婚情報サービスの現状
    第5章 30代未婚男は何につまずいているのか
    第6章 30代未婚男はどう見えるのか
    第7章 男性未婚化が進む10の理由

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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 「結婚できない社会になったんだね、日本って」

    30代未婚男性に絞って、
    「結婚できない男は、身の程を知れ」
    と言っているようで、面白かったなぁ。
    ちょいちょいキツイお言葉が挟まっていて、
    メンタルの弱い男性は、「しゅ~~ん」としてしまいそう(笑)

    一昔前までは、お見合いが普通にあって、
    そんなに冴えない人でもなんとなく結婚出来ていたのに、
    現代では恋愛結婚が当たり前。
    個人の資質が問われる時代になったんですね。
    しかも求められるレベルが一気に高くなれば、
    自分磨きを怠ってしまった男女は取り残されていくだけでしょうね。

    仕事は実力主義、恋愛も実力主義とくれば、
    ちょっと疲れちゃうかもしれません。

    現代日本の少子化の末端を垣間見た気がしました。

  • 婚活本が出てくる前の本。
    本質的にはやはり仕事が忙しかったり、出会いがなかったり、活動に至っていないことが原因な気がする。ふつうの人がふつうに生活するだけでは結婚に至るのも難しい時代。いつかは結婚したいという漠然とした思いだけではあっという間にそのいつかを過ぎてしまう。これまである程度の枠組みが用意されてきた人生の流れの中で、結婚についてもやっぱり適齢期という枠がある。その中で結婚に至るためには具体的に考えて行動していくしたたかさが今の時代には必要なのかもしれない。

  • 男は自分の価値を上げたうえで負債を背負いなさい。
    結婚はマイナスには絶対ならない。
    女性にも未婚の原因が当てはまるものがあるがそれは無視。

  • タイトルで思わず読んでしましたが、ここで紹介される人も本で引用されている統計データーもなんとなく違う世界の感じがした。けど同感できることも多くはあった。たしかに読んだ後に妙な安心感が生まれたけど、これでいいのかという疑問も感じた。

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著者プロフィール

リクルートワークス研究所アドバイザー。株式会社職業能力研究所 代表取締役
1983年一橋大学経済学部卒業。同年株式会社リクルート(現 株式会社リクルートホールディングス)入社。人材総合サービス事業部企画室長、地域活性事業部長などを経て1999年にリクルートワークス研究所を立ち上げ、所長に就任。2010年~2012年内閣府参与を兼任(菅内閣、野田内閣)。2011年専門役員就任。2012年人材サービス産業協議会理事就任。専門は、人材マネジメント、労働政策、キャリア論。

「2023年 『一人ひとりを幸せにする 支援と配慮のマネジメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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