ぺダリスト宣言!: 40歳からの自転車快楽主義 (生活人新書 240)
- NHK出版 (2007年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140882405
感想・レビュー・書評
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高校一年生の夏休みにオートバイ免許を取って、スズキハスラー90に乗りだしてからは自転車から遠ざかってしまっていた。車に興味が変わり、エンジンで身体を遠くの場所へ移動でき、雨降りでも濡れない楽さ加減と、スーツに革靴でもOKで身体も全く疲れない、車が最高だと思って還暦近くまで過ごしていた。
時々、ロードバイクやママチャリではない自転車乗りの若者やおじさんは見かけても、田舎住まいの身にはまだまだ自転車の良さを見直すには至らなかった。
友人に一台の自転車をもらった。ミヤタのロードバイクのようだけど、泥除けもフロントキャリアもついた昔懐かしいような自転車。
ずいぶん昔の自転車ながら前三段、後ろ六段の変速機が着き、ドロップハンドルのグレーの渋いやつ…可愛い。
自分の足で、エンジン音もなくこぐと進む快適さ。自然と一体化した喜び。これは…気持ち良い!
以来自転車が好き。
本書は、疋田智さん、高千穂遥さんとともに自転車関連の本として買った。
買って良かった。
自転車は素晴らしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自転車のプロではないなりに多面的にいろいろな側面から自転車を主軸に据えた社会づくりを見据えていて面白かったです。
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中高年者むけの自転車のすすめの本。高千穂氏とはまた違った視点での自転車の魅力を語っているので、この人はこう考えるんだ〜、となかなか面白い。後半は自転車乗りからの視点で、地球温暖化、車社会への提言をしているが、こういった活動をしている人にありがちな、ちょっと偏った考え方をしているのがちょっと残念。
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自転車の中高年の奨励、と思いきや行政を絡めた自転車環境本。
著者の地元盛岡の例を盛り込んでいるが、視野は狭い。
水の話など、過度に思い込んでいるような文体が目につく。
ドキュメントとしては中途半端。 -
前半は予想通りの自転車エヴァンジェリックな内容。強いて特色をあげれば、自転車の歴史的な記述が面白かった。昭和9年に、エコロジーの観点や自転車交通インフラの話題や、乗り手モラルの問題などが論説されていたと知り、その内容が極めて昨今の自転車事情に相似するのに驚いた。
終盤に向けては、ちょっとばかり地球温暖化対策という大義を前面に出し過ぎの感があり、若干消化不良気味。 -
ちょっと気取っているなという感じがあるけれど、まあ正論ですね。特に地方ほど自転車が必要ということは、まったくそのとおりだと思います。
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「銀輪の覇者」「オートバイライフ」自転車やオートバイについての著作の多い著者、自分より一回り弱年上ながら共感を覚える、趣向が同じだからか。この作品は自転車ライフから地球温暖化迄、幅広い内容を題材にした作品で。早く暖かくならないかな、躯がウズウズしてきたよ。
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サイクリングにこだわりを持った人ということでぺダリストという造語を作り、自分の乗り方や自転車の歴史などを紹介している。銀輪の覇者の著者ということで興味深く読めた。