- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140883112
作品紹介・あらすじ
この人といると何だか居心地がいい-。「もっと話したい」「また会いたい」。そう思わせるのは、話し上手よりも聞き上手。自分の話を上手く引き出し、よく聞いてくれる人に、人は好意と信頼感を抱く。それが人間関係を良くする基礎になる。相手に好印象を与える「聞き上手」になるには、どうすればいいか?臨床心理カウンセラーの著者が、実例を交えながら、分かりやすく解説する。
感想・レビュー・書評
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聞き方は、話し方以上に人間関係を左右する。
ちょっとしたコツを?むことで、誰でも聞き上手になることができる。
ということで、その「ちょっとしたコツ」を15個解説した本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
会社の上司に読むように言われた一冊。正直こういうコミュニケーションの本は嫌いだった。なぜなら、「そらそうだろ」と思うような内容が多いからだ。例えば、相手の気持ちに配慮しましょう、言外の意味や動作もよく観察しましょうなど、コミュニケーションの本は、当たり前のことを偉そうに書いてあるからだ。
本書は、極めてわかりやすく例を豊富に述べているので、実感が湧きやすい。
興味深かったのは、以下の点。
1
相手の得意な話題を探す、すぐに求められていないアドバイスをしない
すぐに助言をする人は自分の有能さをアピールしているだけでしんどい印象を与える
2
場面を質問すれば相手は答えやすい、自己申告する短所は長所になるということである。
音楽が好きですという話に対して、どんな時に聞きたくなるのですか?と言う。
3
相手の話に共感する
○○してるなんて大変っすなぁとか言う。
4
言葉の意味を変えて言う
神経質なんですよっていう人に対して、細かい気配りができるんですねとか言う。
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・聞き役に徹するというのは、会話の主導権を相手に渡し切ること。
話し手から出てきていないキーワードを勝手に付け足さない。
・相手から出てきたキーワードを、共感をつけて返す。
話し手「今回の出張は、移動時間が長くて、大変だったんですよ」
利き手「移動時間が長いと、大変ですよね」
・話し手は、十分に話させてもらえる、相手の話も聞いてあげたくなる。
・無能になって聞き、無知になって教わる。
・求められていないアドバイスをしない。
これは、相手の能力を認めていない「不信感の証明」になり、
聞き手が「有能感のアピール」をしている
・人間関係を良好なものにする秘訣は、「相手が評価してほしい部分を、評価する」こと。
人は承認された喜びを感じ、相手に好意を持つ。 -
とてもわかりやすく参考になった。
・受容→共感 *共感→受容ではない。
確かにこれはわかる。共感が先にあると、勝手に共感されていて自分をわかってもらっていないという気持ちになったことがある。
受容→共感に通じることだが、
・相手の「否定的な気持ちや捉え方」を否定しない。
相手はそう思っていると否定的な気持ちを肯定する。
今までは「そんなことがない」と相手の意見を否定していたが、これでは相手の受容になっていない。
・無能になって聞き、無知になって教わる
・聞かれていないことはアドバイスしない
・相手の目の色(カラー)をみる(目線をあわせるのが苦手な人の克服対策。見るという能動にすることで克服できる)
・自分自身を受け居ているかどうか!!
自分自身を受け入れていない人には、この人は自分を受け入れていない、だから話しても自分は責められると感じてしまう。これは目から鱗!!
けっこう深いことが書いてある。手元においておきたい本。 -
凄く分かり易いかかれ方で、何度も読んでマスターしたいよ思った一冊。
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当たり前のことだけどこれを出来ない人のほうがきっとわたしも含めて多いはず。やっぱり聞き上手は憧れです。
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すごく参考になった。結局自分自身を知ることが大切なんだと教えられた。自分の癖がわかったのでトライandエラーで毎日努力しようと思う。
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傾聴と効果的な会話の仕方。相手を楽しくさせるヒントが豊富。