8050問題の深層: 「限界家族」をどう救うか (NHK出版新書 596)
- NHK出版 (2019年8月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140885963
作品紹介・あらすじ
他人事ではない、「親子共倒れ」社会の現実
長期・高年齢ひきこもり──「8050問題」に大きな注目が集まるいま、長く社会的孤立を研究してきた専門家が、全国規模の調査・リポートをもとに問題の本質を明らかにする。同時に、親子共倒れから脱する具体的方策を提言する。
感想・レビュー・書評
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8050問題は決して他人事ではない。その一方で、問題に陥った人とそうでない人の差はどこにあるのだろうか?
環境要因だけでなく属人的な要因にも目を向ける必要はないだろうか。 -
働かないとかいうのではなく給料が低く、半ばパラサイト中の子供たちが心配で読んだ。
自立できない状況に親が死んだら心配だ。
行政とかボランティアとかの網にひっかかるか、
その状況を鑑みても心配はなくならなかった。
参考にはなった。 -
社会と繋がりが浅く、かつ自立に限界が来てはじめて「申請」にたどりつく。
そういう社会システムなんだよなぁ、結局。何重にもセーフティネットがあるから、アメリカとかイギリスみたいに路上生活者にはならないだけなんだね。
一方で、機会さえ与えられば生活をよくできる人たちもかなり居るわけで、そういうのは逃さない世の中になってほしい。申請ありきじゃなくて。
地域包括ケアの役割が重たすぎると思いつつも、そう願わざるを得ない。 -
マズローの欲求階層のうち低次のものをフォーマルなサービスが対応し、高次のものをインフォーマルなサービスが対応している、というか、それしか対応しあわないというのがなるほどと思った。
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閲覧新書 -
きっかけは何かというと、明確なものもあれば、特にこれといってというものまで様々なケースがある。
訳あって福祉の方にお話を聞かせていただいた事もありますが、ほとんどが精神疾患かなぁとおっしゃっていました。
一人で解決しようとしない事です。若者支援の窓口があるのなら、解決にはなりませんが問題を共有出来ます。