宗像大社・古代祭祀の原風景 (NHKブックス)

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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140911198

作品紹介・あらすじ

今も日々の祈りが絶えない沖津宮・中津宮・辺津宮(宗像大社)は、農耕儀礼が中心の神道には珍しく、豪壮な「みあれ祭り」など、海洋漁労文化が花開く異色の神社である。沖ノ島の中腹に鎮座する13の巨岩には、23の古代祭祀の遺跡が集中。当時、垂涎の的だった大量の銅鏡や鉄〓(てい)をはじめ、中央政権の古墳をしのぐ超一級の遺物が出土。その数は国宝に指定されたものだけでも8万点を数える。遺跡には4世紀後半から10世紀の祭祀の痕跡が歴然と残り、およそ600年間に、岩上から露天へと祭祀の場も形態もその目的も大きく変容したことを、雄弁に物語る。朝鮮半島・中国への玄関口であり、祖国防衛の宗教センターとして、宗像大社の果たす役割は何か、どのような祭祀が行われていたのか?チベットなど世界の密教遺跡を踏査した経験、数次に及ぶ学術調査の成果を援用しつつ、宗教学の異才が、古代日本最大のミステリーに挑む。

感想・レビュー・書評

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  • URLはこちら http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/munakata_taisha/index.html 『宗像大社国宝展 ― 神の島・沖ノ島と大社の神宝』 : 
     出光美術館(東京・丸の内)
    2014年8月16日(土)〜10月13日(月・祝)

    NHK 日曜美術館のアートシーン で紹介されていて面白そうなので、行きました!
    ⇒ URLはこちら http://sea.ap.teacup.com/pasobo/1837.html 『「宗像大社国宝展」に行く」』 :  〜 Myブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」

    ・ URLはこちら http://www.munakata-taisha.or.jp/html/shinpoukan.html 『宗像大社 公式ページ』 : 

    2014/09/05 予約 9/18 借りる。9/23 読み始める。9/25 途中で終わる。

    内容と著者は

    内容 :
    朝鮮半島・中国への玄関口であり、祖国防衛の宗教センターとして、
    宗像大社の果たす役割は何か、どのような祭祀が行われていたのか?
    宗教学の視座から、膨大な国宝が埋納されていた謎に迫る。
    夢枕獏の特別寄稿と対談も収載。

    著者 :
    1953年神奈川県生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。
    慶應義塾大学文学部・立正大学仏教学部非常勤講師。
    専門は宗教学、とくに日本密教・チベット密教。
    著書に「はじめての宗教学」など。

  • 1 古代祭祀の原風景(沖ノ島の自然条件と縄文人;祭祀の時代;時代とともに生きた宗像大社;宗教学からみた沖ノ島の祭祀)
    2 探訪沖ノ島(特別寄稿・沖ノ島 謎があるから豊かである;対談・沖ノ島はなぜ神の島になったのか)

    著者:正木晃(1953-、小田原市、宗教学者)

  • 宗像大社・古代祭祀の原風景
    正木 晃
    日本放送出版協会
    2008(平成20)年8月30日 第1刷発行
    ISBN978-4-14-091119-8 C1314


    藤沢書店(阪急古書のまち)にて古書購入

    https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000911192008.html

  • [ 内容 ]
    今も日々の祈りが絶えない沖津宮・中津宮・辺津宮(宗像大社)は、農耕儀礼が中心の神道には珍しく、豪壮な「みあれ祭り」など、海洋漁労文化が花開く異色の神社である。
    沖ノ島の中腹に鎮座する13の巨岩には、23の古代祭祀の遺跡が集中。
    当時、垂涎の的だった大量の銅鏡や鉄〓(てい)をはじめ、中央政権の古墳をしのぐ超一級の遺物が出土。
    その数は国宝に指定されたものだけでも8万点を数える。
    遺跡には4世紀後半から10世紀の祭祀の痕跡が歴然と残り、およそ600年間に、岩上から露天へと祭祀の場も形態もその目的も大きく変容したことを、雄弁に物語る。
    朝鮮半島・中国への玄関口であり、祖国防衛の宗教センターとして、宗像大社の果たす役割は何か、どのような祭祀が行われていたのか?
    チベットなど世界の密教遺跡を踏査した経験、数次に及ぶ学術調査の成果を援用しつつ、宗教学の異才が、古代日本最大のミステリーに挑む。

    [ 目次 ]
    1 古代祭祀の原風景(沖ノ島の自然条件と縄文人 祭祀の時代 時代とともに生きた宗像大社 宗教学からみた沖ノ島の祭祀)
    2 探訪沖ノ島(特別寄稿・沖ノ島 謎があるから豊かである 対談・沖ノ島はなぜ神の島になったのか)

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著者プロフィール

一九五三年、神奈川県に生まれる。筑波大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター客員助教授、中京女子大学助教授などを経て、現在、慶應義塾大学非常勤講師。専門は宗教学(チベット・日本密教)で、とくに修行における心身変容や図像表現を研究。著書に『マンダラとは何か』(NHK出版)、『密教』(ちくま学芸文庫)、『はじめての宗教学』『お化けと森の宗教学』『千と千尋のスピリチュアルな世界』『カラーリング・マンダラ』『お坊さんのための仏教入門』(以上、春秋社)、『空海と密教美術』(角川選書)ほか多数。

「2019年 『密教の聖なる呪文 諸尊 真言 印 種字』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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