ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』 2019年12月 (NHK100分de名著)

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  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784142231065

作品紹介・あらすじ

「父殺し」は人間の普遍的な欲望なのか?

世界文学史上、最高傑作の一つといわれる本作は、ドストエフスキーが人生の集大成として執筆した大長編小説である。家族・宗教・恋愛・嫉妬・善悪・友情・殺人・破滅といった様々なテーマが盛り込まれ、壮大かつスリリングなドラマが展開される傑作を、ロシア文学研究の第一人者が現代的視点から読み解く。

感想・レビュー・書評

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  • こちらの放送時、まだ未読だったため、録画し読み終わったら見よう!と楽しみにとっておいた
    ようやく読み終わり、そうだ放送見なきゃと録画一覧を探したが…
    な、ないではないか!
    ガーン!!!
    家人を問い詰めると、あっさり「消した」のひとこと
    なにぃ~!?!?!?!
    怒り狂ったところでもう戻ってこない…(まぁ、「あるある」なんですけどね)
    しぶしぶ諦め、ようやく怒りも収まったある時、たまたま立ち寄ったショッピングセンターの本屋で、なんとこちらを見つけたのだ
    (ヤッター!そしてこの本屋さんにはなぜかたくさんの「100分de名著」シリーズのバックナンバーが置いてあったので覚えておかなくては!)

    実に面白い!(立て続けに2回も読んでしまった)
    ほぉ~亀山氏のようにドストを研究された方にかかるとこのように読めるのか⁉︎
    なんとなく読んでしまっていた内容にイチイチ深い意味と背景が潜んでいた…
    多くの発見があり、月並みだが(今度は亀山氏訳の光文社で)再読をここに誓うことにする(笑)


    -------以下は次回読むための備忘録のため、親切心のかけらもない断片的な内容です-------


    ■三男アリョーシャ
    本人が「自分もカラマーゾフなのだ!」って威張ったって、「いやぁ大したカラマーゾフ感じゃないよアリョーシャ君」なんて思っていたほどのカラマーゾフらしからぬ好青年
    たしかに節々でアリョーシャの歪んだ精神や、負の感情も垣間見た
    しかし人間なら誰しも持つ程度の闇かと…
    アリョーシャを現実主義者(リアリスト)と位置づける
    堕落への欲望を秘めているという(ゾシマ長老の死の際、グルーシェニカを訪問の一件)
    父親を愛してはいるけれども、父の死の可能性を排除するために積極的な行動には出なかった
    他者に対する想像力の欠如
    スメルジャコフに対し、ひとかけらの同情もない
    13年後が舞台の第二の小説
    アリョーシャは皇帝暗殺のテロリスト(直接手は下さない)

    ■次男のイワン
    引き裂かれた精神
    人道的な問題を切実に訴える一方、金に対する欲望をしっかり隠し持っている
    不幸や苦難を見て見ぬふりをする「黙過」
    神の黙過を許せないイワンだが、自分は父親殺しを黙過する

    ■スメルジャコフ
    異端派である去勢派という宗派を暗示させる(性を封印した存在)
    カラマーゾフの一員なのに、徹底して虐げられ、差別され、屈辱を味わい続けた男
    カラマーゾフ家に対する憎悪と復讐心
    プラス「ロシア」という国に対する憎悪(ロシアというメンタリティへの嫌悪)
    イワン同様お金に対する激しい欲求
    イワンに対する一体性、絶対的な主従関係、無神論者イワンの思想を信仰→これが崩れたことが自殺の原因か?

    ■母親を分けた(異母兄弟)理由
    ・ドミートリー:テーマ「父親殺し」
    ・イワン+アリョーシャ:テーマ「無神論者と修道僧という対照的な世界観」

    ■ドストエフスキーの父親ミハエル
    ドストエフスキーがら17歳の時に、殺害され死亡
    殺害動機は、地主であった父ミハエルに対する農奴たちの反感、酒癖の悪さ、癇癪、農奴の子女たちへのひどい扱いに対する恨み…
    などのようであるが、真相は明らかにされていない模様

    ■亀井氏の考える構図
     ・イワン=ドストエフスキー
     ・スメルジャコフ=農奴
     ・フョードル=父ミハエル
     ①私(ドストエフスキー)は、農奴に父(ミハエル)殺しを使嗾した
     ②農奴(スメルド)は、父(ミハエル)を殺した
     ③私(ドストエフスキー)は、父(ミハエル)の死を黙過した
     ④私(ドストエフスキー)は、ゆえに悪魔である
    また小説の中で殺される父親の名前はフョードルであり、これはドストエフスキー自身の名前
    つまり、自分の名を父に冠し、「スメルジャコフ」(農奴)に殺させる
    自分自身に罰を下したということか⁉︎


    ■ロシアの歴史・時代背景
    農奴解放
    解放されたのは支配だけで、経済的には苦境
    そのため、金に対する執着が半端ない
    1879年頃連日政治テロが起こる
    革命の実現が予感されるほど危機的な状況


    ■ドストメモ
    ・社会主義的な思想の研究会に入ることにより、逮捕及び死刑判決を下される
     が、直前に皇帝の恩赦により、助かる
    ・社会主義思想と決別し、キリスト教への回帰を公にし、執筆活動に取り組む
    ・権力からの監視と無言の干渉は続く
    ・小説を書くことで自分の2つの傷(父親の死と自身の死刑判決宣告)の治癒というテーマを歴史的レベルへ押し上げるかたちで実現
    ・自身の人生上の問題解決と、十九世紀後半のロシア社会が直面した危機と矛盾の解決を目指す


    ■亀山氏が考える最終的なゴール
    帝政権力と革命勢力の和解
    ドストエフスキー自体が引き裂かれた人間のため、最終的に彼が絶対的な価値をおいたのは
    「すべての人間の生命の不滅性」(生命力と誇り)である



    第二の小説部分の亀山氏の空想が展開されており、これまた面白い
    (どちらかというと、あまり楽しくない・望まない展開の内容であったが…)

    小説は検閲を意識しながら、さらに意図的にも曖昧さを多く含む内容が特徴的だという
    ドストエフスキーがロシアという国と自分自身について、語りたかったこと、訴えたかった思い
    これを読み解くことが本書の醍醐味かもしれない

    というわけで「カラマ」の楽しみ方を知ってしまった…
    やはり一回読んだだけではだめだなぁ
    この解説を読むまでは、正直もう一回読んでみようとは思わなかったのだが、これらを踏まえ、さらにロシアとドストエフスキー自身をもう少し知ってから読むとまた違った読み方ができそうである(その前に他のドスト作品を読みたいので、だいぶ先の話だが…)

    • ハイジさん
      アテナイエさん
      再びありがとうございます!
      あ、ゾシマ長老なのですね!
      なるほどです
      やはりしっかり読めてないですね(汗)

      アテナイエさん...
      アテナイエさん
      再びありがとうございます!
      あ、ゾシマ長老なのですね!
      なるほどです
      やはりしっかり読めてないですね(汗)

      アテナイエさん!
      「悪霊」読まれたのですね!
      素晴らしいです…
      非常に難解と聞いておりますが、その辺りいかがでしょうか…
      お時間ある時にぜひ教えていただきたいです
      「悪霊」はもう読む前から諦めていたので…
      宜しくお願い致しますm(_ _)m
      2021/09/20
    • アテナイエさん
      ハイジさん、こちらこそありがとうございます♪

      あ、いやいや私も『悪霊』(1872年刊)をほんとうに読めているのか? だいぶあやしいです...
      ハイジさん、こちらこそありがとうございます♪

      あ、いやいや私も『悪霊』(1872年刊)をほんとうに読めているのか? だいぶあやしいです。たしかに難解といいますか、すこし錯綜した感じがありますね。冒頭もうすこしすっきりさせてくれればいいのだけど……とないものねだりをしながら、つぎつぎ登場する人物の関係把握にてまどっていました。

      物語は、これまた錯綜した時代で、農奴解放令(1861年)によって、それまでの旧価値が瓦解し、無政府主義や無神論に走る若者たちを社会背景にしながら、実際にあった殺人事件を参考に物語が進行しているようです。そのあたりの背景事情が私にはよくわからなかったので、忍耐が必要でした。
      でもそれを知らなくても、物語の筋としてはおもしろく、大きなヒントになったのは、なんといっても聖書のくだりです。悪霊に憑かれた豚の群れが、湖に飛び込んで死ぬくだりが、なんどもキーワードやセンテンスとして出てきます。それを灯りにしながら、暗澹とした物語の道をそろり進んでいく感じでしょうか。

      どうやら若き日のドストエフスキーは、革命思想にはまって逮捕され(1849年)、死刑執行直前で放免されてシベリア流刑になったようです。無神論的革命思想=悪霊ととらえ、それに憑かれて破滅していく豚=若者たちを描いているのかな、とらえようによっては、大きな寓話のような作品でもありますが……のちの『カラマーゾフの兄弟』(1879年刊)の、それこそ無神論者イワンと宗教者アリョーシャの相克にもつながる思索的作品だと思いました。

      正直なところ、後半はかなり暗いですから、こちらは明かりを準備して読まれてもいいかもしれませんね(笑)。
      なんだかよくわからないコメントで失礼しました~
      2021/09/20
    • ハイジさん
      アテナイエさん
      お詳しくありがとうございます!

      「カラマーゾフの兄弟」と同じ農奴解放の時代なのですね
      ドストエフスキー自身の深い思想と社会...
      アテナイエさん
      お詳しくありがとうございます!

      「カラマーゾフの兄弟」と同じ農奴解放の時代なのですね
      ドストエフスキー自身の深い思想と社会の変革…
      ふむふむ実に面白そうです
      ドストエフスキーはやはりこんな風に作品を二重構造にして物語と自分の経験と考えをリンクさせていく手法なのですね〜♪
      そして暗い暗い感じが伝わってきました(笑)
      暗いのが結構嫌いじゃないのでいつか挑戦してみたくなりました(明かりを準備して)
      とても参考になりました
      ありがとうございます!

      アテナイエさんのこの「悪霊」のレビューを読んでみたいです(^ ^)

      さりげなく催促⁉︎
      2021/09/20
  • はまりつつある「NHK 100分de名著」シリーズ。
    「カラマーゾフの兄弟」を読んで自分なりに面白いと思ったけど、この本読むとより一層理解が深まる。
    自分では気付かなかった視点も多く、再読したい気持ちが強まった。

  • 私が「カラマーゾフの兄弟」を読んだのは30代と比較的遅い。
    職場の後輩から「読書好きなのにカラマーゾフ読んでないってだめでしょ?」と言われ悔しい思いをしたんだけど、実際読んでみると「読書好きと言っても2つに大別されるな。カラマーゾフを読んだことがあるのと、そうでないのと」とあっさり迎合(笑)。

    でも読んでみて「文学的要素が詰まった作品だな」と漠然と感じるものの、著者の真意を正確に読み解くのはなかなか難しい。私のように1回読んだだけでわかったつもりになるのは、未読よりもっとたちが悪いと思い、この本を読んでみた。
    定価500円台の小冊子だと軽い気持ちで読み始めると、質量ともに新書なみのボリュームでけっこう読み応えがあった。たぶん編集者からは「なにしろ原作は大長編なので、入門編としてテーマを絞って…」とオファーを受けたものの、亀山先生のスーパー凝り性がここまで膨らませたのだと思う。

    私がこの本で得た新たな“気づき”を特にあげると、著者の死により世に出なかった「第二の小説」の存在が明確に示されていること。
    私が読んだとき、ドストエフスキーが序文にあたる『著者より』でアレクセイ・カラマーゾフ(アリョーシャ)を主人公だと宣言しているのに、最後まで読み切ると他の兄弟と比してアリョーシャの描き方が不完全(未完成)だと感じたので、この本では「第一の小説」(=いま読める「カラマーゾフの兄弟」)の続編としての「第二の小説」で、いよいよアリョーシャが主体的に描かれる構想だったと示され、腑に落ちた。

    さらに亀山先生は、第一の小説で描かれた「父殺し」のモチーフが第二の小説では発展して「皇帝殺し」に至る予想が言及され、それに加え、これは本文では明確に示されず図解で示されたのみだが、「皇帝殺し」から「神殺し」への展開が予想されており、私は不足感どころか「未完作を合わせたら、これこそ人類が文学という形式でなしうる最大の挑戦」だと改めて本作を評価し直した。

    私が思うに、神殺しと無神論とは根本のところで違う。
    無神論は神の存在自体の否定。それに対して神殺しとは、神の存在を受容し、かつ、神の力の限界を認識し、人間としての肉体と精神の能力を最大限の発揮を思考するという、いわば『ニュータイプ』の認容を意味すると理解している。(ただしニュータイプはガンダムのような超能力的なものではなく、人間の限界を知悉し限界まで力をコントロールできる人間という言い方が正しい。宮本武蔵の「佛神は貴し佛神をたのまず」に相当。)
    その発想が皇帝殺しにも父殺しにも還元され、「殺し」の概念が脱法としての負の面からではなく、自己の限界からの脱皮という正方向の可能性へと劇的に転換させるものだと読んだ。(なお殺しを正当化するとは私は言ってないので念のため。)

    もちろん上記の私の読み方が正しいかどうかはわからない。けど亀山先生の“怒涛の”知見の披歴に身をゆだね、自分の想像力を、足元をあえて見ずに大きく飛び立たせるのも悪くない。

  • 【1回目】積ん読していたものを、再放送にあたって講読したもの。堅牢にして、緻密な構築物を目の当たりにした感じがした。多層的で重厚に練り上げられた作品であることがわかる。2021年に読んだ本でも、トップクラスの収穫であった。この著者が、既読の原テキストの翻訳者であったことは、幸いであったとしか言いようがない。

  • 本編(新潮文庫版)読了後に読むとめっちゃおもろい❗光文社古典新訳文庫版も読みたくなってきた…

  • カラマーゾフの兄弟が好きで好きで、いろんな人の訳を読んだ。実はこの方の訳はあまり好きではなかった。
    いろんな関連書も読んだけど、この方が書いてるものは、どうにもしっくりこない。
    でも、気になるので読むのだけど。

    第二の小説の想像のストーリーがあったけど、
    おもしろくなかった。
    わたしは『カラマーゾフの妹』または三田誠広さんが書いたものが好き。

    いまは、2万えんした『新訳カラマーゾフの兄弟』を読んでる。とても読みやすくてていねいな訳。

  • 以前に読んだ時、イマイチ内容が理解できなかったため、何か良い解説書があればと思っていた。
    たまたま本屋で見つけて読むことにした。

    うまく言葉にしにくい感覚で理解するしかないと諦めていた点をうまく解説しており、読み進めていくうちに、理解が深まっていった気がした。
    一読しただけでは分からない創作の裏話や細かな設定に至るまで解説されており、良かった。

  • 筆者の亀山氏の少年期に抱いた父親に対する思いと父親殺しの関係性の暴露という衝撃から始まり、4つの階層や幻の第二巻の存在の視点から、構造的に小説を再認識することを提唱した解説本。
    作者のドフトエフスキーの生きた時代背景、自伝的な部分、各パートに散りばめられた隠喩の解説を読み再読したくなりました。史上最高の小説の呼び声が高い理由がより明確になった気がします。カラマーゾフの兄弟を読了した方、おすすめです。

  • 「カラマーゾフの兄弟」か…。
    以前読もうと思って光文社古典新訳文庫(亀山郁夫訳)を購入、読み始めた。
    1巻か2巻か、とにかく途中までひっかかりもなく読んだ。しかしながら特別にひっかかりもなかったものの、特別に読みつづけたい、読み終えたい、と思うほどのモチベーションも得られず、途中で興味がほかへと移ってしまった…。

    でもいつか読もうとは思っていた。実際、読まずに放置している間につづきの巻を買っていた。再開する予定は具体的にはなくも、読むつもりはある! という宣言というか、あるいはアリバイというか。
    そして100分de名著シリーズに「カラマーゾフの兄弟」が出たと知り(しかもナビゲータは亀山先生)、こちらも懲りずに衝動買いした。
    数年前から購入した書籍には買った時点で「購入日」と「購入書店」を最終ページに付箋で貼っているのだが、それによれば2019年12月に買っている。「100分de名著 カラマーゾフの兄弟」がNHK Eテレで放映されたのは2019年12月だからほぼリアルタイム(但し放送は視聴してない)。
    で、さっくり読めばいいのにじっくり寝かせ、昨日から読み始めて今日読み終わった。いまは2021年7月。
    のんびり屋である。まったくもってマイペース。自分の趣味は読書というより積ん読なんだろうなと悟りをひらいてしまいそうだ。

    読み終えて思ったことは…、もちろん、
    「カラマーゾフの兄弟の本体読まなきゃだめだ」
    でした。そりゃそうだ。

    100分de名著を読み進めながらこのシーン読んだ気がする…と心当たりがあるのに、確認してみると当時読み進めていなかったに違いないシーンだったりする。何だこの既視感。はっきりさせるためにはやはり翻訳であれ原典を当たらねばならないのだ。
    …いやホント当たり前すぎである。

    でもあれかなー、ものすごく「カラマーゾフ熱が高まった!」ってわけではないのでまだしばらくの間(またしばらくの間?)は、カラマーゾフの兄弟諸君には眠っておいてもらうことになりそう。
    だって気持ちの盛り上がりかたなら「『罪と罰』を読まない」読了のときのほうが盛り上がったのよ、それでもまだ「罪と罰」を読んでないんだから。

    ただ読みたくなったときに迷わず手に取れるように部屋の積ん読用ケースのなかに「カラマーゾフの兄弟」は今日もスタンバっている(「罪と罰」は未入手なので「カラマーゾフ」のほうがちょっとアドバンテージあるかな!)。

  • 4.0読んで良かった。カラマーゾフの兄弟をとても自分で消化しきれなかったが、幻の2冊目やドストエフスキーとの関連を踏まえた解説が分かりやすく、内容がよく理解できた。

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著者プロフィール

名古屋外国語大学 学長。ロシア文学・文化論。著書に『甦るフレーブニコフ』、『磔のロシア—スターリンと芸術家たち』(大佛次郎賞)、『ドストエフスキー 父殺しの文学』『熱狂とユーフォリア』『謎とき『悪霊』』『ショスタコーヴィチ 引き裂かれた栄光』ほか。翻訳では、ドストエフスキーの五大長編(『罪と罰』『白痴』『悪霊』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』)ほか、プラトーノフ『土台穴』など。なお、2015年には自身初となる小説『新カラマーゾフの兄弟』を刊行した。

「2023年 『愛、もしくは別れの夜に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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