フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

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  • Amazon.co.jp ・本 (116ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784142231621

感想・レビュー・書評

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  • 先日「徹子の部屋」に、睡眠学者の柳沢正史さんが出演し「なぜ人間は眠くなるのか?は、実は、まだ、わかっていないんです」と言っていたのに私はびっくりした。
    逆に、この本に、「なぜ人間は眠りから覚めるのか?」という話があったので、この「徹子の部屋」の話を思い出したのだった。
    フロイトやラカンが「なぜ人間は眠くなるのか?」を研究したかどうかは未調査だが、「眠くなる理由」も心理学的に研究できそうな気がする。

    立木康介さんの喋りは、よどみなく、すらすらと速い、こちらが集中して聞かないと置いていかれる。
    だからかもしれないが、「夢判断では扱わない夢」という話になった時、なんか、「あれ」っとおもった。「扱わない例外もあるのか。でも待てよ、例外かどうかって誰が判断するんだ?」けっこう主観的な仕事だなと思った。でもやっぱり「例外をつくっちゃ駄目だろ、科学なんだから」。
    「例外あり」の理論ならば、心理分析というのは、「確証バイアス」を巧みに操って、自分のテリトリーの中で答えを出す手法とも言えるのではないだろうか。

  • ん~~難しかった!フロイトさんの頭の中はどうなっているのか?

  • 巻末の『精神分析入門講義』の案内もよかった

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著者プロフィール

1968年生まれ。京都大学文学部卒業。パリ第八大学精神分析学科博士課程修了。専攻は精神分析。
現在、京都大学人文科学研究所教授。
著書に『精神分析と現実界』(人文書院)、『精神分析の名著』(編著、中央公論新社)、『露出せよ、と現代文明は言う』『女は不死である』(河出書房新社)、『狂気の愛、狂女への愛、狂気のなかの愛』(水声社)などがある。

「2023年 『極限の思想 ラカン 主体の精神分析的理論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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