NHK理想的本箱 君だけのブックガイド (教養・文化シリーズ)

  • NHK出版
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本棚登録 : 188
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784144073014

作品紹介・あらすじ

悩み多き季節を生きる若者たちに贈る、本との幸福な出会い

舞台は静かな森のなかにあるプライベート・ライブラリー「理想的本箱」。漠然とした悩みや不安を抱えるティーンのために、ブックディレクター・幅允孝が、テーマにそって、小説やノンフィクション、詩集や翻訳書、コミックや絵本など、さまざまなジャンルから選書を行い、それぞれの作品の魅力を語る。ライブラリーを主宰するのは吉岡里帆(俳優)、司書を務めるのは太田緑ロランス(俳優)。3人の鼎談もお楽しみに!

本誌で取り上げる8つのテーマは、制作チームが図書館に設置した二次元バーコードやツイッターを使って集めた生の声を反映したものとなっている。本とのすてきな出会いによって、モヤモヤした気持ちが軽くなったり、これまでとは違ったものの見方ができるようになったり、好奇心が刺激されたりすること間違いなし。

出版化にあたり、番組で取り上げた24冊に加え、「選書others」として新たに32冊をセレクト。星の数ほどある本のなかから選ばれた56冊とは──。著者のユニークでエッジの効いた選書と、愛情がつまった作品解説が味わえる珠玉のブックガイド。

第1章 将来が見えない時に読む本
第2章 母親が嫌いになった時に読む本
第3章 父親が嫌いになった時に読む本
第4章 もう死にたいと思った時に読む本
第5章 ひどい失恋をした時に読む本
第6章 もっとお金が欲しいと思った時に読む本
第7章 同性を好きになった時に読む本
第8章 人にやさしくなりたい時に読む本 

感想・レビュー・書評

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  • 悩み多き世代へ贈るブックガイド。
    思えば、昔からずっと本を読んできたけれど、悩んだり迷ったり躓いたりしたとき、本のなかに答えを求めたことが、私は一度もない。
    私にとって本は単純に「娯楽」であって、この中に私を助ける何かがあるはずという視点で手に取ったことがないのだ、とこの本のおかげで気が付いた。
    とはいえ、もちろん読んできたものが私のなかで積み重なって、何かしらの作用をもたらしているとはもちろん思っているが。
    他者の視点が知れておもしろかった。

  • ブックディレクター幅允孝、京都を選ぶ私設図書室・喫茶開設 | THE KYOTO(会員記事2023.06.30)
    https://www.kyoto-np.co.jp/articles/thekyoto/1053502

    理想的本箱 君だけのブックガイド - NHK
    https://www.nhk.jp/p/ts/578Q5K3X59/

    NHK理想的本箱 君だけのブックガイド 幅 允孝(著/文) - NHK出版 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784144073014

  • つい最近、この番組を知り見るようになりました。
    一気に紹介かれた本が知れちゃう!とちょっとズルい気持ちでこの本を手に取りましたが、
    やはり本を紹介される時は
    丁寧に伝えてもらうことが大切だとわかりました。

    ドラマ仕立てにしてあったり、心地よい沈黙とMCの穏やかな声があってこそ、心に響くのですね。
    引き続き番組を見たいと思います。

  • 将来が見えない時、親を嫌いになった時、死にたいと思った時、失恋をした時など、漠然とした悩みや不安を抱える若者たちのために、ブックディレクターの幅さんがさまざまなジャンルから選書する。番組もみたがおもしろそうな本がさらにたくさん紹介されていた。いろんなジャンルから、いろんな角度から選んでくれているから、視野が広がっていいなと思う。

  • お薦めの本は誰もが知っている有名な本が多い。
    ブックリストの更新はさほど必要なかった。
    しかしながら、一冊を深く掘り下げて読む姿勢には学ぶ点があった。

  • どうもNHKの番組を本化したものらしい。
    テーマに沿って、数冊ずつ紹介。
    知ってる本もあったが、読みたいと思える本が少なく、残念…

  • この番組を拝見したことはなく、図書館で何となく借りた後にちょうどブックディレクターの幅允孝さんの話を聞いたので同じ方だ!と嬉しい偶然で読みました。
    紹介されている良さそうな本はメモしました。

    「今は気が合わないけどあとからぴったりくる本もある。気の進まない本を無理に読む必要は無い。」

    本との出会いにアンテナを張りつつ、タイミングを逃さないようにしていきたいです。

  • 冒頭「高校3年の受験生です。」
    末尾「あなたと本の新しい道程が、ここから始まることを切に願っています。」

    NHKで放送していた『理想的本箱』の書籍版。番組のほとんども見て良かったけど、本で見るのもまた良い。

    テレビで見た時に一番印象に残っていた、村田沙耶香の『しろいろの街の、その骨の体温の』がやはり一番気になる。スクールカーストの最下層とされてしまった信子ちゃんが何をするのか、主人公はその時どうするのか、とても気になる。

    絵本や漫画から古典まで様々なジャンルの本が紹介されているのが良い。番組の続編もまたやってほしい。幅さんの他の本も読んでみたい。

  • <閲覧スタッフより>

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    所在記号:019.9||エヌ
    資料番号:10274053
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著者プロフィール

1976年、愛知県生まれ。ブックディレクター。有限会社BACH(バッハ)代表。愛知県立芸術大学非常勤講師。本との出会いを人々に提供するべく、学校や図書館、病院や企業などでライブラリーの制作を行う。安藤忠雄氏が設計を手がけた図書文化施設「こども本の森 中之島」にはクリエイティブ・ディレクターとしてかかわり、「村上春樹ライブラリー」として親しまれる「早稲田大学 国際文学館」では選書を担当。著書に『つかう本』(ポプラ社)、『本なんて読まなくたっていいのだけれど、』(晶文社)、近刊に『差し出し方の教室』(弘文堂)などがある。

「2023年 『NHK理想的本箱 君だけのブックガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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