死者の名を読み上げよ〔ハヤカワ・ミステリ1834〕 (ハヤカワ・ミステリ 1834 リーバス警部シリーズ)
- 早川書房 (2010年3月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (550ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150018344
作品紹介・あらすじ
謎と捜査と騒乱の1週間。混乱のエジンバラで、連続殺人を追う一匹狼。上層部の圧力をはねのけ、苦難の捜査が続く。
感想・レビュー・書評
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シリーズかっ飛ばしてしまったけど、なかなか良かった。
難をいうなら音楽の趣味が合わへん。 -
すごい!
もう、さすがイアン・ランキン!あっぱれ!
政治の話がしっかりと組み込まれていて、エジンバラに住んでいない私たちも世界のあり方について考えさせられる。
決して小難しく、お勉強のようにはならず、最上のエンターテインメントでありながら、それで終わらない。人間の中身についても、考えさせられる。重層的だなあ。エンディングを知っていても、もう一度読みたくなる。 -
エジンバラ警察勤務の<リーバス警部>シリーズ16作目。ほとんど読んでいます。定年間近のジョン・リーバスは50-60年代のロックとラフロイグが好き。反骨精神が強すぎて警察組織内では浮きまくっていますが、もちろん複雑な殺人事件を解明します。
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イアン・ランキンが描くエジンバラのはみ出し警部ジョン・リーバス・シリーズ第16作。世界の首脳が出席するG8会議が間近に迫り、エジンバラの市街は騒然としていた。大規模なデモ行進が予定され、イギリス全土から警察官が掻き集められているのだ。少しでも騒乱を抑えたい上層部は、マスコミが騒ぎそうな事件は極力隠蔽しようとする。だが、リーバスにはそんな思惑は通用しない。宿敵カファティの部下が殺された事件を追っているのだ。発見された衣服の切れ端からは、複数の血痕が発見された。連続殺人か?上層部からの執拗な圧力にも屈せず、リーバスは捜査に邁進するが……英国を震撼させた一週間を背景に描く、大型警察小説 というのがアマゾンに出ていたあらすじ。背景にG8があるせいか、とてもスケールの大きな話になると思いきや・・・・、そうでもなかったりする。次作で長年の宿敵とも決着がつくのか?