竜の歌 (ハヤカワ文庫 SF 688 パーンの竜騎士 4)

  • 早川書房
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本棚登録 : 138
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150106881

作品紹介・あらすじ

老竪琴師ペティロンの死は、少女メノリにとって大きな痛手だった。竪琴や歌を手ほどきしてくれ、いつもやさしかったペティロン。城砦ノ太守でもある厳格な父親ヤナスと、口うるさい母親マビに囲まれた、退屈な半円海ノ城砦の生活のなかで、かれだけが唯一の心の慰めだったのに。ペティロンの葬送の儀式で、メノリは心をこめて弔い歌を歌った。かれの死が自分の身にどのような運命をもたらすことになるか、なにもわからないままに…竜と竜騎士族が人びとを糸胞より守る惑星パーンを舞台に、音楽の才能あふれる一人の少女の成長を情感豊かに描きあげる、傑作シリーズ第4弾。

感想・レビュー・書評

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  •  パーンの竜騎士外伝三部作、第一巻。
     外伝であり、ジュヴナイルという位置づけではありますが、実はこちらから読んだ方がとっつきやすいと思います。子供向きに書かれたってわけでなく、少年少女が主役というだけのことですし。
     また、翻訳の文体読みやすい上に、ヒロインの性格も正史よりはるかにとっつきやすいものであるので……。ええ。

     主役となるのは、竜騎士ではなく一般人です。
     海辺の田舎の城砦に生まれた少女・メノリは、音楽と歌の才能を持っているにもかかわらず、「女は竪琴師にはならないものだ」という偏見のために、二度と楽器を持てないように、と手に傷を負わされてしまいます。
     絶望にかられて家を飛び出し、さまよう彼女が見つけたのは、歌の中でだけ存在していると思われた伝説「火蜥蜴」であった……。という、これまた王道のサクセス・ストーリーが紡がれていきます。

  • マキャフリイの優しさが溢れる作品
    表紙   5点木嶋 俊
    展開   7点1976年著作
    文章   8点
    内容 660点
    合計 680点

  • このシリーズは大好きでした。

  • 自分を必要としない所から逃げ出し、のびのびと生きられる場所へ・・。想い求める世界がページをめくると現れる。これからも何度もこの世界へ行くだろうな。

  • いよいよ竪琴師が前面に出てきた! 泣くほど大好きな竪琴師! そう言えば女の子の竪琴師って見かけなかったね?と改めて気づいた一冊。

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