グレイソン攻防戦 上 (ハヤカワ文庫 SF ウ 16-3 紅の勇者オナー・ハリントン 2)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150112943

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  • 今度は重巡洋艦「フィアレス」の艦長として
    女王陛下に仕える身となり
    新たな問題を解決していきます。

    ですが、さっそく問題が発生することに。
    なにせ、グレイソンは特殊な文化ゆえに
    女性が、ほぼ人権のないような惑星だったのです。
    どうやら派閥によってオナーを快く思わなかったり
    部下を罵倒するものもいたようで…
    前途多難です。

    そして、またしてもこの星の裏側には
    ヘイヴンの影がちらつきます。
    前回オナーに煮え湯を飲まされたヘイヴンは
    彼女を亡き者にしようと惑星マサダを使い
    奇襲を仕掛けてくるのです。

    何とか彼らの猛攻はしのいだものの
    グレイソン側の船が2艦倒されてしまいます。
    ここからどうやって形成を
    逆転させていくのか…?

  • 宗教色が強くなったが読み易くいい
    表紙   5点渡邊 アキラ  矢口 悟訳
    展開   5点1993年著作
    文章   7点
    内容 650点
    合計 667点

  • ハリントン艦長2作目。外交使節団とともに派遣された先は、ユタ州辺りのある宗派の信者たちと同じような歴史を持ち、中東の首長国のような女性観を信じる人々の住む惑星。案の定…の展開。さらにここと対立する国家には、あの敵役の手がもちろん伸びてます。
    さて、1作目では艦長は「美しい」とは描かれていなかったと思ったけれど、なにやらやたらと「美貌」が強調されて、なんだかなぁ。その上、相変わらず女言葉。まあ、日本語は男言葉と女言葉の差が大きくて、しかもはっきりさせないと話し手の性別がわからなくなるから仕方ないけど。でも、「紳士および淑女の諸君」といったあとに「がんばってちょうだい」などと言われると、一気に膝がへなへな。
    それから、威圧するならいいけれど(?)、現役の武官が民間人を殴っちゃまずいでしょう、艦長。
    あ、ひとり魅力的な人物発見。ビュコック提督的な香り(断じて加齢臭ではありません)に惹かれました。ついお名前の「ォ」と「ジ」の間に「ア」を入れて呼びたくなるのですが…、ああ、残念。

  • オナー・ハリントン・シリーズの2作目。これも2008年2月現在、上巻はすでに手に入りにくくなっている。
    マンティコとヘイブンがグレイソンを舞台にした代理戦争を闘うというストーリーだが、味方も敵も、欝陶しい政治家を相手に苦戦するというのが面白い構成。最後は、相手を騙し続けたか、相手の信頼を勝ち得ようとしたかという態度の差が決定的差となって表れる。一作目より面白かった。

  • *2

  • 徹底した男尊女卑って欧米の伝統を継ぐ者にとっては屈辱だろうなぁ。

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