グレイソン攻防戦 上 (ハヤカワ文庫 SF ウ 16-3 紅の勇者オナー・ハリントン 2)
- 早川書房 (1999年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150112943
感想・レビュー・書評
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宗教色が強くなったが読み易くいい
表紙 5点渡邊 アキラ 矢口 悟訳
展開 5点1993年著作
文章 7点
内容 650点
合計 667点 -
ハリントン艦長2作目。外交使節団とともに派遣された先は、ユタ州辺りのある宗派の信者たちと同じような歴史を持ち、中東の首長国のような女性観を信じる人々の住む惑星。案の定…の展開。さらにここと対立する国家には、あの敵役の手がもちろん伸びてます。
さて、1作目では艦長は「美しい」とは描かれていなかったと思ったけれど、なにやらやたらと「美貌」が強調されて、なんだかなぁ。その上、相変わらず女言葉。まあ、日本語は男言葉と女言葉の差が大きくて、しかもはっきりさせないと話し手の性別がわからなくなるから仕方ないけど。でも、「紳士および淑女の諸君」といったあとに「がんばってちょうだい」などと言われると、一気に膝がへなへな。
それから、威圧するならいいけれど(?)、現役の武官が民間人を殴っちゃまずいでしょう、艦長。
あ、ひとり魅力的な人物発見。ビュコック提督的な香り(断じて加齢臭ではありません)に惹かれました。ついお名前の「ォ」と「ジ」の間に「ア」を入れて呼びたくなるのですが…、ああ、残念。 -
*2
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徹底した男尊女卑って欧米の伝統を継ぐ者にとっては屈辱だろうなぁ。