- Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150113452
作品紹介・あらすじ
惑星パスでハン家の召使いをつとめていたシー・ワンムと、エンダーが"外側"のアイウアから生みだしたピーターのふたりは、スターウェイズ議会に働きかけて粛清艦隊を阻止しようとする。さらにはアンシブルの停止により抹殺されようとしているジェインはもちろん、エンダーの子どもたちもそれぞれ問題に立ち向かおうとするが…ヒューゴー賞とネビュラ賞二年連続受賞に輝いた、カードの壮大なシリーズ、待望の完結篇。
感想・レビュー・書評
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日本の価値観をベースにしょうとした意欲作。もちろん翻訳で読んでいるのだが、海外の作家が書いた本とは思えないような出来であった。エンダーシリーズの続編としても秀逸。エンダーの世界に馴染んでいる人は是非楽しんでほしいと思う。
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エンダーマニアには涙ものの作品
表紙 7点加藤 直之 田中 一江訳
展開 7点1996年著作
文章 8点
内容 760点
合計 782点 -
タイトルは違うけれど、内容は完全に『ゼノサイド』の続き。
ディヴァイン・ウィンドの一連の話、パシフィカのマルの存在、最後に代弁をしたけどほとんど出番のないプリクトとか、消化し切れていないパーツがいっぱいあるんじゃないですかね。それで星ひとつ減。
これでもってエンダーのシリーズは一旦終了。主人公死んじゃうし。
この作品は大江健三郎と遠藤周作の『深い河』に影響を受け、そして作者はモルモン教徒で、ってことだけど、大江健三郎も遠藤周作もモルモン教もよく知らないのでそれがどう影響しているのか、その是非についてもわたしにはわかりません。ただ、内容が異生物虐殺をめぐるあれこれがテーマなので、宗教色は結構強いですね。日本人にはあまり違和感のない展開じゃないでしょうか。
この作品は、SFという手法で表現されているけれども、SFという枠を超えてもっと広く評価を問われてもよい作品だと思います。
蛇足ながら…クァーラ。頭はいいんだけど、他人を見下した言動で嫌われて孤立していて、本当は嫌われたくないのに自分から歩み寄ることができない人。人種に関係なく、どこの世界にでもいるのねってしみじみ思いました。 -
今まで続いて来た、エンダーの物語がある意味完結したが、作品としては遊びの部分が残っているというか…
シリーズはまだ続いてるから、そこを考えると、話に空白を持たせること自体は良いのだが
エンダー自身が終わりを迎えるというある意味一番の完結の物語が、終わり方が中途半端なのは何かもやもやするものがあると思った
終わり方以外に関しては
いつも通り思わぬ物語の展開で始終ワクワクしながら読めました -
(´・ω・`)
あまり好きな展開ではなかったです -
エンダーの物語の完結編。エンダーは亡くなり、それと同時に永遠に生き続ける存在となった。そしてエンダーに対する「死者の代弁」が行われる。う〜ん、やっぱり何だかカタルシスが感じられない。まだ物語を続けるつもりなんだろうか?