アリーナの戦士 (ハヤカワ文庫 SF ロ 1-354 宇宙英雄ローダン・シリーズ 354)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150116873

作品紹介・あらすじ

USO大佐ロナルド・テケナーは奴隷に身をやつし、超重族が支配する火星に潜入していた。機を見て衛星タイタンにたてこもるレティクロンに接近し、最終的に排除しようというのだ。しかし、些細なミスをきっかけに、戦士としてアリーナで戦うはめになってしまう。一方、旧ミュータントを体内に宿したマルティ・ミュータント三名はアトランの命をうけ、テケナーと合流するためスプリンガーの客船で火星に降りたつが…。

感想・レビュー・書評

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  • 前半『アリーナの戦士』
     USOスペシャリスト大佐のロナルド・テケナー大活躍回。以前から名前は出ていたが、これほど魅力的なキャラクターだったっけ?というのが正直な感想。ショーン・コネリーのジェームズ・ボンド並みのかっこよさ! 翻訳した人の力なのだろうか。335巻『タイタンの鋼要塞』で訳者の林啓子さんがテケナーがお気に入りキャラクターであることを書いておられる。やっぱりお気に入りだと翻訳にも力が入るというものだろうなあ。
     で、色々あってマッチョな双子と闘技場で戦うテケナー。この戦いっぷりがすごい。映画にしたらここだけでもかなりのアクション映画になりそうだし、アニメにしたら天下一武道会みたいな面白いものになると思うのだが。

    後半『土星の幕間劇』
     偽名を使って正体を隠しているテケナーと、彼に合流しようとするウリウ、タコ、ベティ。もちろん三人は肉体を持たないので超重族の姿をしたマルティ・サイボーグの体内にいる。姿は三人、でも実は意識が六人分ということ。にぎやかだこと。個人的にはごっつい超重族の男性に同居しているベティ・タウフリーが気の毒でしょうがない!

     この巻よりしばらくは、依光隆さんの本文挿絵は休載、表紙と口絵は依光さんの旧作を再構成してのイラストになる。ちょっと寂しい。

  • ローダンシリーズ354
    テケナーの回
    表紙   5点依光 隆  青山 茜・増田 久美子訳
    展開   5点1975年著作
    文章   5点
    内容 500点
    合計 515点

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