世界の誕生日 (ハヤカワ文庫 SF ル 1-11) (ハヤカワ文庫SF)

著者 : アーシュラ・K・ル・グィン 小尾芙佐

• 早川書房 (2015年11月20日発売)

感想・レビュー・書評

[tocaさんの感想 · 2015年12月9日]

ハヤカワ文庫補完計画の1冊（気がつけば未刊行分も残り20冊を切っているのね。早いな〜）。
短編といっても1編1編は比較的長めで読み応えがあった。内容はかなり先鋭的で、セクシャリティが重要なモチーフになっているものが多い。
収録作中、最も長い『失われた楽園』が一番好みだった。

[rassenさんの感想 · 2015年11月30日]

第三の性別を扱ったセクシャルなテーマは最近の問題と合わせて考えさせられるものがある。

著者プロフィール

アーシュラ・クローバー・ル＝グウィン（Ursula K. Le Guin）
1929年10月21日-2018年1月22日
ル＝グウィン、ル＝グインとも表記される。1929年、アメリカのカリフォルニア州バークレー生まれ。1958年頃から著作活動を始め、1962年短編「四月は巴里」で作家としてデビュー。1969年の長編『闇の左手』でヒューゴー賞とネビュラ賞を同時受賞。1974年『所有せざる人々』でもヒューゴー賞とネビュラ賞を同時受賞。通算で、ヒューゴー賞は5度、ネビュラ賞は6度受賞している。またローカス賞も19回受賞。ほか、ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞、ニューベリー・オナー・ブック賞、全米図書賞児童文学部門、Lewis Carroll Shelf Awardフェニックス賞・オナー賞、世界幻想文学大賞なども受賞。
代表作『ゲド戦記』シリーズは、スタジオジブリによって日本で映画化された。
（2018年5月10日最終更新）