メカ・サムライ・エンパイア 下 (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150121808

感想・レビュー・書評

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  • <似>
    上巻とは打って変わって巨大ロボットメカの戦闘シーン連続!
    でも、ああこれわニッポンの剣豪小説のコピーです。ほとんど同じタタカイを巨大メカロボットに遣らせているだけです。だから・・・面白い!
    しかしアメリカ人作家はどうしてあとがきでこんなに沢山の「謝辞」を書くのだろうか? と思ったらあとがきではなくて「謝辞」だった。わろたわw

  • ピーター・トライアス『メカ・サムライ・エンパイア』読了。日独が第二次世界大戦に勝利した世界が舞台の歴史改変SF『USJ』の続編。今回は主人公の少年が巨大ロボに乗って戦う王道展開。学園生活描写とか戦うヒロインとかメカの謎武装とか随所に日本アニメリスペクト満載。映像化が待ち遠しい。

  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパンの内容ほとんど覚えてなかったけど問題なし。楽しかった。

  • 見せ場があって好きになったキャラもあっけなく死ぬからつらい

  • '21/4/23;読んだ事忘れてhontoで、ダウンロード購入してしまい再読

  • 感想は上巻に書いてあります。

  •  下巻。
     メカパイロットとなるための訓練と青春ラブコメ調ストーリーが延々と続き、クライマックスでは正体不明の敵ロボットと対戦することになる。

     ストーリーもさることながら「ロンギヌス攻撃」「電磁ヨーヨー」「ロボットを直接操縦するための四肢インターフェース」「「相手を吸収して装甲をよみがえらせるバイオメカ」など、手垢のついた二次流用のオンパレードで、読んでいるこちらが恥ずかしくなってくる。
     作者の日本熱・日本アニメ愛には頭が下がるが、外国人が書いたというだけでほとんど同人誌の世界だった。

  • 前作とは違い、多彩なメカによるアクションが目白押し。
    前作も面白かったが、今作は「表紙買いした」人の満足度も期待できますね。

  • 前作よりメカの戦いが表に出てきた。続けて読むとむしろ前作は本作の舞台設定のために書かれてるような気がしてくる。いや「ユナイテッドステイツオブジャパン」も十分オモロいねんけど、あっちの方が何となくスピンオフっぽいというか、こっちの方が直球な印象。あと、意外と女性キャラ多いというか、いや、男性主人公のSFだからって女性が出て来ないことはないねんけど、これだけ多彩な女性キャラ出して来る(それが本線ではなく)SFって何か珍しい気がする。偏見のような気もするけど。

  •  敵がナチスなら軍国日本はまだましってことか、とくに皇国の正義のためにつくそうとする誠の目からすると、USJの体制がいかに抑圧的かはところどころに垣間見えるだけである。
     誠の同級生で優等生のお嬢様、しかしものすごく腕のいいパイロット橘範子が「ですわ」で喋り、誠と警備会社の厳しい訓練を耐え抜く烈女パイロット千衛子(苗字はないみたい)は男っぱくまくし立て、前作で登場した天才的女性パイロット久地樂(くじら)の息子・同名の久地樂は母と同様、のらくらと関西弁。見事にアニメ風の登場人物であるし、翻訳もその辺はあざとく訳している。ドイツからの交換留学生で誠が思いを寄せるグリゼルダがこの体制に疑問を差し挟ませる重要な役柄となるが、本作では皇国のため、ナチスのバイオメカをやっつけろという話で押していく。
     誠ら士官候補生は、ドイツから亡命したギュンター博士の指導の下、バイオメカに互する性能を持ったリバイアサン級メカの実験に参画するが、そこにナチスの攻撃が……という展開。続編の予告あり。前作同様、新ハヤカワSFシリーズ1巻本と、文庫上下との同時発売。

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