星間帝国の皇女 ―ラスト・エンペロー― (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150122102

作品紹介・あらすじ

星系間交易の礎"フロー"が崩壊か!? 思いがけず皇帝の後継者となったカーデニアは、いきなり帝国最大の危機に直面する羽目に!

感想・レビュー・書評

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  • みんな大好きジョンスコルジーですよー宇宙を舞台にスケール大きいわりに親近感もなぜか沸き起こる展開。なんとなく古き良きスペースオペラの香りもするなあ。

  • 超大作の予感!!
    壮大な物語の序章って感じで、ほんといいです。
    スコルジーの小説に外れなし。

  • 宇宙に広がる星系が一つの帝国を築いている。皇帝の地位を継ぐ兄が亡くなり、皇帝も亡くなり。その状況で長女が皇位を継ぐところから物語が始まる。皇帝を暗殺しようとする動きや、帝国を支配しようとしている家が暗躍する。宇宙の摂理なのか知らないが、帝国を破滅に向かわせる現象が観測され、新たな支配者となる野望を持った一族がそれを利用して、戦略を練る。本作品は三部作の最初である。ものすごく盛り上がるラストではなく、これからの盛り上がりに期待する巻である。作者のスコルジーは裏切らないと思うので、じっくりと続編を待とう。

  • 原題は”The Collapsing Empire”であり、こちらの方が内容を的確に表しているのに、どうして邦題を変えてしまったのだろうか。未来、他の星々へ到達するのに利用可能なフローというものを発見し、人類の帝国が広範囲に及んだ世界では、交易の中心となるハブを支配するのが皇帝である。ハブを含めたほとんどの惑星は居住不可能だったため、地下に潜るか、あるいは人工の浮島で生活していた。そんな中で唯一、地上に生活が可能だったのがエンド。その名の通り、辺境の惑星。エンドでは、反乱軍が台頭しており、住民の生活も脅かされている。役者あとがきでは、「ファウンデーション」や「銀河帝国の興亡」と比較して語られているが、私が思ったのは宇宙版日本沈没だった。この広げ切った風呂敷、ちゃんと完結するのか心配な気もする。

  • 展開が早くテンポよく読めるのが好きだなー

  • ”フロー”と呼ばれる異空間により星系を超高速で移動することが可能であることを発見した人類。フローを掌握したウー一族により、それぞれの星系は相互依存関係を前提とした帝国を形成する。千年後。皇女に就任するガーテニアは、フロー崩壊が近いことを知る。星系間の交易ができないこと、それは人類の滅亡を意味する。。。誤った情報からフローは”変化”すると勘違いした、ある一族は新たにフローが密集する星系を掌握し、支配者たらんと画策する。と書いちゃうとポリティカルで、小難しそうだけど、そこはスコルジー。読みやすく面白かった!

  • 原題は『潰れゆく帝国』なんだけど、どうしてこうなるの?
    (そもそも、皇女ぢゃなくて女帝なんですが…)

    カバー観て、メリケン版モーパイかと思いきや、魅力的な猛女ではあったけど、このひとはタイトルロールではないし…

    モーパイのみならず、星界だったり航空宇宙軍であったり、アメリカ人より日本人の口に合いそうな舞台設定ではあるけど、続きや如何に。

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