- Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150201142
作品紹介・あらすじ
湖の貴婦人と魔術師マーリンの奸許により、ドルイド教の聖なる儀式の名において近親相姦を犯してしまったモーゲンとアーサー。あまつさえ、モーゲンはアーサーの子を身篭る始末。今やブリテンの宗主となったアーサーは、これを知って恐れ恥じ入り、モーゲンを遠ざけたあげく美姫グウェンフウィファルを娶った。が、皮肉なことに彼女は、アーサーの側近ランスロットにかなわぬ想いを寄せていた。アーサー王宮廷内の愛と嫉妬と陰謀に彩られた三角関係をよそに、外ではブリテンの命運をかけたサクソン人との決戦の時が着々と迫りつつあった…。
感想・レビュー・書評
-
挫折
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
王妃に子供できないというアーサー王伝説での設定が主要な問題として正面に出るのは、さすが女主人公。伝説を背面から見るような感じだ。王妃に同情の余地はあるが、新興宗教にはまりこみそうな感じだなあ。
-
アーサーは、キリスト教修道院で育ったギウィネヴィア(グウェンフィファル)と結婚。グウィネヴィアは、ことあるごとに、ドルイド教の慣習を守るアーサーを、キリスト教徒に改宗させようとします。アーサー・ペンドラゴンに従うケルトの民が承知するわけがないのに…「女が政治に口を出すと…」な展開です。
-
メロドラマだ。ドロッとしたメロドラマ。読んでてしんどい。
-
所在:実家
-
アーサー王物語をモチーフにした作品。
アーサーを憎む妖姫モーガン・ル・フェイというアヴァロンの女王を、アーサーの異父姉にし、その視点から、物語を構成。
いろいろな女性と、その生き方が、生き生きと描かれる作品。
この巻ではアーサー王の妃、グウェンウィファルが登場。
高校生の頃(20年ぐらい前?)、この女性のことが理解できず、彼女の心情を語る部分はすべて飛ばしていた。
月日を重ねることは、理解力の幅が広がることなのだと実感。