- Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150201173
感想・レビュー・書評
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不妊問題に安楽死と、所々に出てくる人間の悩みがやたら生々しい。ヴィヴィアンにマーリンと偉大な先達が亡くなってしまった中、残された者たちだけでやりくりしなければならない、という感じは終盤を感じさせる。
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終わりが近づいてるのがひしひしと伝わってきます。
巻が進むにつれ、キリスト教の偏狭さが表に出てくるんだけど、これをキリスト教国とまではいかなくてもキリスト教の信者の多い国に生まれ育った人が書いたのがすごいと思う。
彼の国の人たちはこの作品をどう受けとめたんだろう。 -
アーサとグウィネヴィアとの間にいつまでたっても子供が授かりません。キリストを冒涜するドルイド教のせいだとアーサーをなじるグウィネヴィア。モーゲン(姉)を愛していることも、キリスト教徒のグウィネヴィアに隠さねばならず、モーゲンをブリテン諸王の一人に嫁がせます。モーゲンをうっとうしく思っていたグウィネヴィアによる厄介払い。女たちをめぐる模様はどろどろですね。
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ドロドロのメロドラマにも少々慣れてきた。『異教の女王』の孫世代に物語は引き継がれ、いよいよ佳境に。
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所在:実家
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アーサー王物語をモチーフにした作品。
アーサーを憎む妖姫モーガン・ル・フェイというアヴァロンの女王を、アーサーの異父姉にし、その視点から、物語を構成。
いろいろな女性と、その生き方が、生き生きと描かれる作品。
すべての出来事に対し、転換が訪れる巻。