- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150301255
感想・レビュー・書評
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【再読】この巻にて辺境篇が終了。かなり満足感があるのに、この後130巻も続くなんて!そんな都合良くいくかって思うところもあるけど、やはり読ませるだけの魅力でいっぱい。セムとラゴンの王にと請われてまんざらでもないグインが素敵。さて、次巻からは少し退屈な宮廷陰謀モノ。スカールは好きだけど。
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改めて思う。
栗本薫さんって凄い。 -
辺境編、完結。
巨人族ラゴンを率いて、劣勢のセムと囚われたリンダとレムスを無事救い出したグイン。
スニやレムスのために敵を睨み付けるリンダの誇り高さに目頭が熱くなる…。
イシュトヴァーンの狡さも、でも狡くなりきれない情の深さも…。 -
ラゴンの虜囚となったグインですが、塩の原でたまたま手に入れていた棒が「アクラの使者」の印であることがわかり、ラゴンの信頼を手に入れます。しかし、約束の刻限までは1日しか残っていません。
一方、グインなきセム族はモンゴール軍の猛攻にさらされ、いよいよ滅亡寸前。もう絶体絶命というところに、近道を通ってきたグインがラゴン族を引き連れて刻限ぎりぎりに現れます。
ラゴンの登場にモンゴールは戦意喪失。強気のアムネリスも遂に退陣を命じます。こうして、ノスフェラスに平和が取り戻されます。
といった、筋なんですが、モンゴール軍に蹂躙されるセム族、まさに虐殺と言うべきシーンですけど、読んでいて気持ち悪いくらいの描写です。テレビアニメ版ではさすがにこんな風には描けませんね。また、アクラの使者と認められるシーンもテレビアニメのように手からニョキニョキなんていう風ではありません。 -
ラゴンと一緒にグインが現れた時にはゾクゾクしました。でも未だにどうやって戦場にたどり着いたのか不明。
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グインの行動と作戦成功は運まかせのような気がしてならないけどヒロイックファンタジーなるもの正しい歩みかもですね。僅か5巻で多くの命が失われたね。ストーリーの中で公開されている情報を集めては、この世界のことを妄想してしまいます。既に100巻も超えている作品なので、先を知っている読者の方に笑われるかもしれませんが、もっともっとグイン・サーガの世界観を知りたいです。第一部完結といってもまだまだ5冊めだし、謎多いし、死ぬまでに味わい尽くせるだろうか。不安。
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気分はセム。「リアード!リアード!ムッハー」ってなってる。
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ノスフェラスの戦いの後編です。
ラゴンに加勢を求めたグインは、たった一人で彼らを説得しようとします。彼は、ラゴンの賢者カーと勇者ドードーに責め苛まれながらも、強い意志で立ち向かい、ついに彼らの信奉する神アクラの使者と認められることになります。
一方、数を頼みに攻勢に転じたモンゴール軍は、グインの帰りを待つセム族への攻勢を強めます。セム族は次々に殺され、全滅の危機に瀕したところに、ようやくラゴンを引き連れてグインが帰ってきます。こうしてセム族は一気に反撃に転じ、アムネリスは退却を余儀なくされます。
第1部「辺境編」はこの巻で完結です。