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- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150301866
感想・レビュー・書評
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デビュー作を含む3編収録。
17歳のときに読んで以来の再読で、ストーリーはほとんど忘れていたが、特に表題作のいくつかのシーンははっきり覚えていた。流麗な文章で描かれる幻想的な世界はあまりにも耽美で、難解だが鮮烈で絵画的である。やはり今読んでも素晴らしい。
解説が中島梓なのも懐かしかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんだかんだ言っても、この野阿1st文庫本は大好き。
もう何度目かな、超~久々に読み返し。
【収録作】
「花狩人」
銀河連邦のGメンで、秩序を維持するために、
逆説的だが破壊工作にも携わるオージュールと、
その弟ダリウスによる、
ブルジョワの保養地《惑星みどり》転覆事件。
「ハムレット行」
タイトルのhamletは「小村」の意。
世界の終わりのロードムービー、でも、
トランシルヴァニアのドラキュラ城で一休みしたため、
おかしな雲行きに……。
「眼狩都市」
マックス・エルンスト『百頭女』を読んだら、
章の副題にフレーズを引用しまくっている
この小説を久しぶりに読みたくなった。
銀河帝国に反旗を翻す革命結社のテロリスト、
レモン・トロツキー、夏休みのアルバイト(笑) -
短編集。花狩人という設定自体が耽美ですね。眼狩都市ではレモン・トロツキーが初登場!
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