花狩人 (ハヤカワ文庫 JA 186)

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150301866

感想・レビュー・書評

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  • デビュー作を含む3編収録。
    17歳のときに読んで以来の再読で、ストーリーはほとんど忘れていたが、特に表題作のいくつかのシーンははっきり覚えていた。流麗な文章で描かれる幻想的な世界はあまりにも耽美で、難解だが鮮烈で絵画的である。やはり今読んでも素晴らしい。
    解説が中島梓なのも懐かしかった。

  • なんだかんだ言っても、この野阿1st文庫本は大好き。
    もう何度目かな、超~久々に読み返し。

    【収録作】

    「花狩人」
     銀河連邦のGメンで、秩序を維持するために、
     逆説的だが破壊工作にも携わるオージュールと、
     その弟ダリウスによる、
     ブルジョワの保養地《惑星みどり》転覆事件。

    「ハムレット行」
     タイトルのhamletは「小村」の意。
     世界の終わりのロードムービー、でも、
     トランシルヴァニアのドラキュラ城で一休みしたため、
     おかしな雲行きに……。

    「眼狩都市」
     マックス・エルンスト『百頭女』を読んだら、
     章の副題にフレーズを引用しまくっている
     この小説を久しぶりに読みたくなった。
     銀河帝国に反旗を翻す革命結社のテロリスト、
     レモン・トロツキー、夏休みのアルバイト(笑)

  • 短編集。花狩人という設定自体が耽美ですね。眼狩都市ではレモン・トロツキーが初登場!

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著者プロフィール

1954年福岡県生まれ。西南学院大学文学部卒。短篇「花狩人」が第5回ハヤカワ・SFコンテスト入選第1席を受賞してデビュー。主な作品に、『武装音楽祭』など美貌のテロリストを主人公とする『レモン・トロツキー』シリーズ、『バベルの薫り』『月光のイドラ』『ソドムの林檎』『伯林星列』などがある。

「2018年 『月夜見エクリプス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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