- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150302573
感想・レビュー・書評
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敵は海賊シリーズの2作目ですが、1作目よりも話がシンプルで分かりやすく、描写もコミカルなので、1作目が難しいと感じた人にはこちらを先に読むことをお勧めします。個人的には1作目は映画版、2作目はテレビ版といった印象を受けました。この作品に関してはアニメ化もされています。
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(2010/06/30購入)(2010/07/04読了)
シリーズ2作目。
イラスト付き。
この物語は、伝説の海賊・匋冥と広域宇宙警察の海賊課刑事が繰り広げるSFアクション。話しも面白いが、なによりも登場人物が魅力的。正直、匋冥はかっこよすぎて好きになれないが、海賊課のラテル・アプロ・ラジェンドラが素敵過ぎる。
海賊よりも海賊的な猫型異性人アプロ。心配性かつプライドの高い、対コンピュータ・フリゲート艦のラジェンドラ。そして、そんな1匹と1艦に振り回される人間のラテル。
種族の異なる3人(というよりは1人と1匹と1艦)が「敵は海賊」を合言葉に宇宙狭しと暴れ回る描写がたまらん。海賊よりもたちが悪い。3人の上司であるチーフ・バスターの苦労がしのばれる。
今回もラジェンドラのアプロ嫌いが面白くて仕方がなかった。
CATシステムの誘惑よりアプロ嫌いが上まるとは・・・
━━ いかなるときも紳士的に、というのがラジェドラのモットーだった。いつも組んで仕事をやっているアプロとラテルのドジぶりをラジェンドラはその二人にいちばん近いところで経験し、恥ずかしい思いをし、ああはなりたくないと決心していた。ラジェンドラのそうしたスマートな知性は製造時からあったものではなく、ラテルとアプロによって、彼らの非論理的不条理な滅茶苦茶でばかばかしい考え方と行動に反発することによって生じ、植えつけられたものだった。(165頁) -
敵は海賊・猫たちの饗宴 (ハヤカワ文庫JA)
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前回はスペース・オペラだったが、今回はどたばた喜劇。クールでスマートなラジェンドラまで頭に血がのぼった状態、すなわち、「中枢制御ユニットをハイパードライブしていて、冷却がまにあわないほどの状態」(163ページ)になるほどだから、それはもう恐ろしいくらいのどたばた喜劇…のはずだが、あまり笑えなかったのは残念。「猫じゃらし作戦」、「猫かぶり前哨戦」、「猫いらず大騒動」の3話構成だが、ラテル、アプロ、ラジェンドラに対するインタビューの模様を収録した「解説/特別対談」も作品の一部かも。
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ラジェンドラが、熱くなっちゃってお茶目だな。
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アプロのアホ猫ぉぉぉぉ!どころか、ラテルもラジェンドラもみんなアホになってしまったじゃないか!海賊課サイドはもう爆笑。最高級クラス知性体の対コンピュータ戦闘艦をここまでアホな感じに仕上げるアプロって…。ラジェンドラのアホ可愛さがおもしろすぎた。そしてねこねこねこねこ。スペースオペラなのに猫騒動!まったくもう!(喜んでいる)
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面白いと言えば面白いんですが、あまりにバカバカしくて、そのノリにちょっとついて行けませんでした。
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誰かアニメ化してくれないかしら、このシリーズ。
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海賊版に引き続いて読んだが、こちらは取り立ててどうこうというレベルではない。
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「飯食って帰ろうぜ!(笑)」