闇の司祭―グイン・サーガ(29) (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 256
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150302788

作品紹介・あらすじ

かつては公女将軍とその名をうたわれ、全中原にその名を轟かせていたモンゴールのアムネリス。しかしいまは国も滅ぼされ、クム大公の愛妾としてむなしく日日をすごすのだったが…その胸裏には熱い復仇の念が。そして王への野望に身を灼くイシュトヴァーンとアムネリスの運命がここに出逢い、運命の糸は新たな模様を織りなしはじめるのだった。一方ついに、ユラニア宮廷アルセイスへとのりこんだグインは、そこに尋常ならざる気配を感じとる。次第に正体を現わす異形のものの姿、そしてグインもまた、みずからの運命との対峙の時を迎える!

感想・レビュー・書評

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  • イシュト&アムネリス。

  • 闇の司祭といいながら一番目立っているのはユラニアの三醜女です。びっくりするぐらい醜い描写が素晴らしいです。

  • いささかグインとグラチウスとのやり取りがくどいように感じたが…ロトーの死に目にグインの魂が立ち会うというシチュエーションに涙が出ましたよ。
    ユラニアの三醜女(なかなかに過激な表現です。)から、初めはFF4のメーガス三姉妹感を感じたが、全然仲良しでは無かった。末娘が一番人間離れしていて怖い。

  • アムネリスはイシュトバーンの手引きの下、ついにクムからの脱出を目指します。
    一方、ケイロニアの首都アルセイスにわけいったグインは、闇の司祭グラチウスと見えます。
    グラチウスによってグインはユラニアに巣食う陰謀を知るとともに、ノスフェラスのラゴンやセムとの再会を果たしますが、これらは全てグインを我が物とするためのグラチウスの陰謀でした。
    果たして、アムネリスとイシュトバーンの逃避行は成功するのか?グインはグラチウスを打ち破れるのか、結果は次巻以降です。

  •  1997年7月14日再読

     2007年3月16日再読

  • 個人的にはユラニアの三公女大好きです…(笑)

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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