- Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150314293
感想・レビュー・書評
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「死んでもいい」
自分の手で殺したかった。
ここまでの事をしていたのに、学校は何も関与しなかったのだろうか。
いくら参考人として呼んだだけだとしても、身体検査はしなかったのだろうか。
「ママがこわい」
全て計算通りに進んでた。
自分の娘が巻き込まれたのは偶然といえど、手引きした罪はあるだろ。
人質は居なくなったと思った矢先に、しっかりと人質と共に現れるのは怖いな。
「からたねおがたま」
止めたのは見知らぬ人で。
性的なものは気付きずらいだろうが、知った時の衝撃は凄いだろうな。
どういう意味を持つ行為か理解していなくとも、遊び感覚なのは悲しい事だな。
「その一言を」
無意識にものを盗む手に。
注意はしか出来なかったのだろうが、実害が出てからでは遅いだろう。
逃げる事が出来なかったのは仕方ないが、一人で行動させるのは危険だったろ。
「彼女は死んだ」
物語の結末は二人の秘密。
作者ではなく読者が見入るのは嬉しい事だが、透過し過ぎたのだろう。
作中から導き出した答えだったのだろうが、主人公のモデルは誰だったのだろ。
「タイトル未定」
読みましたと問われる度。
確認せず軽率にした事が、自身の身を危険に晒すなんて有り得るだろ。
誰がどこで何を見ているなんて、簡単に気付くことができないからこそ怖いな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本のどこかで実際に起きているかもと想像した。なんとなく怖い。特に”ママが怖い”は、ゾッとした。
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イヤミスだけでない怖さ。不穏さありつつ、あれこれ本当の話と思わせるような本作。最後の話怖すぎるて…
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★★★
今月3冊目。
いやーこの人の本はだいたいわかってきた。
家系とか桐野夏生みたいな気持ち悪い文章。
女性作家だけど、頭はだいぶぶっ壊れてるな。好きだけど。
まだまだこの作家さん掘ってきます。 -
表題作の「死んでもいい」を読んで
ちょっと嫌な感じの作品だなぁと思ったが
全体的にイヤミスならぬイヤ本だったが
いろんなバリエーションの嫌な話がおもしろかった!
技巧に満ちた嫌な感じの「その一言を」
意外に読後感はいい「からたねおがたま」
逆に読後感の悪い「ママがこわい」「彼女は死んだ」
メタ的な「タイトル未定」 -
私、好きじゃないや、この本。
あんまりおもしろくない。 -
最初と最後の話がよくわからなかった〜
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1作づつ、それなりにまとまった短編集。
さすがに、どれも上手い。
とはいえ、個人的には、長編のほうが活きる作者だと思う。 -
☆0.5