ウロボロスの古写本 下 (ハヤカワ文庫 NV ク 20-4)

  • 早川書房
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150411985

作品紹介・あらすじ

コーベンの調査の結果、イヴリンを拉致した首謀者の目的が写本にあったことが判明した。ミアとコーベンはイヴリンを救うため、写本の行方を知るファルークを探し始める。だが、彼らの前には、イヴリンの救出に協力したいという怪しげな男が…やがて明かされる、写本の驚くべき内容とは?そして過去と現代をつなぐ隠された糸が明らかに!『テンプル騎士団の古文書』の著者が再び放つ謎に満ちた冒険サスペンス巨篇。

感想・レビュー・書評

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  • コーベンの調査の結果、イヴリンを拉致した首謀者の目的が写本にあったことが判明した。ミアとコーベンはイヴリンを救うため、写本の行方を知るファルークを探し始める。だが、彼らの前には、イヴリンの救出に協力したいという怪しげな男が……やがて明かされる、写本の驚くべき内容とは? そして過去と現代をつなぐ隠された糸が明らかに!『テンプル騎士団の古文書』の著者が再び放つ謎に満ちた冒険サスペンス巨篇。
    原題:The sanctuary
    (2007年)

  • 下巻は、ぐっと展開がスピーディーになりスリリングである。蛇が尻尾を加えるウロボロスのシンボルが意味する不老不死、それを可能にするシンボルが型押しされた古写本を巡り、入り乱れた争奪戦が、繰り広げられる。物語の随所に挟まれた中世のストーリーが現代における古写本の争奪戦に投影されるという凝ったプロットになっており、なかなかの作品となっている。さて、不老不死を可能にするエリクサーなる物質は現代の科学をもってしても発見されていないが、老化のメカニズムについては徐々にではあるが、科学の領域で明らかになってきつつある。しかしながら、生とその対極にある死について忌避することは、如何に科学が発展したとしてもできないのではなかろうか。死というエンドマークがない、生が輝くものになるという気がしないからである。この点は、議論の分かれるところではあるが、その問題を提起した小説という意味でも価値がある。

  • 2010.10.31(日)PM 読破

  • 比較的短い章立てで、どんどん場面が変わっていくので、すいすい読めました。ただし、多くの人の視点で話が進み、また頻繁にそれが変わるので、主人公に感情移入できないというか、だれが主人公なのかはっきりしないくらいでした。ハリウッド映画的なエンターテイメントと思って読めば、とても楽しめました。

  • うーん、私はもっと謎解き要素があるほうがいい。

  • やっと現れたヒーローが実は……というどんでん返し。
    なかなか安心して読めないな。
    さらに不安なのは、この話、ファンタジーなのか、
    もう少し現代の中東情勢を反映したリアルな物語として
    読んだらいいのか、なかなかはっきりしないこと。

    こういうのが最近の流行りなのかなぁ。映画の「デジャブ」みたいに。

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