- Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150701468
感想・レビュー・書評
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黒い帽子、黒のマント、ステッキのみを身につけた被害者の謎にエラリイ・クイーンが臨む国名シリーズ第9作目。今回、パパは出てきません。寂しい。テンポ良く色んな事が起きたからか、今まで読んだ国名シリーズの中で1番面白いと感じました。
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国名シリーズを新訳版で再読しようとしているけど、何冊かは利用している図書館に収蔵されていない。
どうせ覚えていないので、再読のためにはどちらでも構わないのだが、この作品を読み直して気づいた。旧約の方が読みやすい。自分にとって親和性のある文章は旧約の方なんだ。
「自分が年寄り」なのだということが証明されてしまった。 -
人物設定は山村美沙だけど、やはりクイーン。読み応えがあった。
犯人は勘が当たってしまったけど。 -
まだ読んでない。でも本棚にはクイーンの作品が増え続ける。怖い。
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エラリイ・クイーンの国名シリーズは、昔創元推理文庫で読みふけった記憶があって、今回早川文庫で読んでみてその時の印象とはずいぶん違ったものを感じた。新訳での刊行ということで、それはもちろんあるのだろう。それと同時に、装丁の与える印象も大きいのかもしれない。活字のレイアウトや大きさが違うために、すごく明るい感じを受けるのだ。どうも創元推理文庫は暗い感じで、どちらかというと「悲劇」シリーズに合うような気がする。
ただ、「スペイン」を読むのは初めてで、実はこれで国名シリーズはすべて読んだことになるのだけど、最後だからか確かに物語そのものがこれまでのものとは違う。謎解き自体はがっしりしているのだが、そこにいたるまでの物語の進め方が「軽い」というか、ストーリー優先のような感じがするのだ。本当に初期のものは、物語を読んでいるというよりも数学の文章問題を説いているようだし、比較的展開が派手な「エジプト」や「ギリシア」も、謎を成立させるために、結果的に物語の展開が派手になっているように思う。この「スペイン」は、それらとは違う要素が、小説内にたくさん入っているように思う。
で、それがつまらなかったかというと、実は面白かった。案外ストーリーテラーなのだなと見直した次第である -
1935年発表
原題:The Spanish Cape Mystery -
犯人があっけなくわかってしまう
残念な作品。
何でわかるかは、読みなれた人、
特にクイーン作品をコアに読めば
よくわかってくるはず。
スキャンダル、恐喝など興味をそそる項目は
たくさんあるけれども、
まず犯人の露呈が非常に痛い…
もうちょい意外性があればよかったのに。 -
間違えられた誘拐事件。マーコと間違えられて誘拐されたローザの叔父デイヴィッド。スペイン岬で見つかったマーコの全裸の遺体。逃走したメイド。屋敷に集められた人々の共通点は?悪徳弁護士の登場。自殺した夫人。明かされた秘密。
2010年1月30日購入 -
犯人が***になる理由が皆目分からない。必然性がないのに。なので被害者が真っ裸の理由が不自然。犯人はすぐ分かる。