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- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150702397
感想・レビュー・書評
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絵の真偽と、名誉毀損の訴訟の話を読んでいるうちに、いつの間にか殺人事件に巻き込まれている感じの事件。被告になるのがモデルの女の子なのだけど、彼女が、あの敏腕弁護士ペリー・メイスンでもあつかいにくいやっかいな女だった、というのがタイトルの由来。しかし、読んでみると、わりあい素直でいい感じの女性に思える。少なくとも、シリーズの中にはもっともっととんでもない被告はたくさんいたなあ、と思う。
話としては水準並み、という感じなのだけど、途中出てくるヒッピー風の画家が秀逸。ペリー・メイスンの生き方について、真っ向から批判をし、それがなかなかいい感じに説得力があるのである。その部分だけでも、なかなか印象的で、ファンとしては読む価値があるんじゃないかなって思う。デラがなんか妙にポイントが高いのはどうかと思うけれども。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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