リュウ・アーチャーは依頼人のミセズ・サミュエル・ローレンスを訪ねる。24歳の娘ギャリイが失踪したので探しだしてほしいというものだった。
看護婦のギャリイの勤務先である病院で話を聞くと、看護を担当したハーマン・スピードとその手下のジョオ・タランタインというギャングとの関係がわかる。ギャリイはジョオと一緒に姿を消した。ジョオの兄、マリオもギャングに襲われて入院していた。
ジョオの部屋にいってみるとギャングのボス、ドゥザーの手下がいてドゥザーのもとに連れて行かれる。ドゥザーからジョオを見つけ出して連れてくるよう依頼される。
ドゥザーの情報からパーム・スプリングスというバーでギャリイの消息を探る。そこでジョオの隣に住んでいるキース・ドーリングと出会う。キースの話ではギャリイとジョオは結婚していてジョオはドゥザーから何かを奪って逃げたため追われていると言う。キースはギャリイをこの状況から救い出すためアーチャーに一緒にギャリイに会いに行ってほしいと頼む。アーチャーが一人でギャリイに会って母親のもとに帰るよう説得している最中、何者かにうしろから殴られ気絶してしまう。
気が付くと銃がなくなっていた。たまたま通りがかったマージョリー・フェローズという女性に助け起こされる。マージョリーは再婚したばかりの夫、ヘンリイを探していた。夫婦で泊まっているホテルに戻るとヘンリイが待っていた。
翌日、気絶している間にいなくなったキースに会いに行くと、部屋の中で射たれて死んでいた。
ミセズ・ローレンスに会いに行くとギャリイは帰ってきたが男と一緒にすぐ出かけたとのことだった。ミセズ・ローレンスとの話から彼女にアーチャーを紹介したのが警官に化けたキース・ドーリングであったことがわかる。ギャリイがドゥザーのもとに連れて行かれたと考えたアーチャーはドゥザーを訪ねる。自分ならギャリイからジョオの居場所を聞き出せるとしてギャリイと話す。ギャリイはジョオを兄のマリオのヨットまで車で送って行ったが、その後の消息は知らないという。
マリオと一緒に海岸へ行くとジョオが乗ったヨットが座礁しているのが発見される。帰り道、マリオにジョオを探しているシミイと言う女が話しかけてくる。シミイを探しだすと一緒に美人局をしているロニイと言う男からスピードが麻薬を売りさばいていて、ジョオがその手下だったとわかる。ジョオは密かにスピードを裏切り麻薬を奪い、その際、負傷したスピードをジョオが味方を装って病院へ運んだという。麻薬を失ったスピードは病院から姿を消した。
翌日、マージョリー・フェローズに話を聞くと夫であるヘンリイがスピードと呼ばれていたことがわかる。スピードのもとで麻薬をさばいていたモスキートと言う男のもとに向かう。モスキートに案内させてヘンリイ・フェローズことスピードに会いに行く。スピードはマージョリーから金を引き出し、その金でジョオからヘロインを買い、売りさばこうとした。アーチャーはそのヘロインを奪い元の持ち主であるドゥザーに引き渡す。あらかじめ警察に知らせていたため、ドゥザーはすぐに逮捕される。
警察で海からジョオの死体が引き上げられたと知らされる。ジョオの死因は溺死、窒息死、凍死のいずれかだという。その後、ギャリイがマリオと共に姿を消した。アーチャーが殴られ気絶したドーリングの家に行くとギャリイがいて、そこにマリオが現れる。ギャリイが持っていた銃でマリオを撃ち殺す。
ギャリイはジョオがドゥザーから奪ったヘロインを手に入れるため、キース・ドーリングに手伝わせて冷凍庫に入れてジョオを殺した。ジョオがまだ生きていると思わせるためドーリングを使ってギャリイの母親にギャリイを探させるようアーチャーに依頼させた。アーチャーを襲って気絶させたのはジョオではなくドーリングだった。アーチャーが気絶している間にギャリイとドーリングはジョオの死体をヨットに乗せ挫傷させた。その後、ギャリイは怖気づいたドーリングも殺す。そしてギャリイがジョオを殺したのではないかと疑ったマリオも殺した。ギャリイは逮捕された。
アーチャーはミセズ・サミュエル・ローレンスに会いに行く。ギャリイが帰ってきたときに置いていった包から金が出てくる。ヘロインをスピードに売った金だった。その金でギャリイを助けると言う母親。アーチャーは金を焼き捨てるよう忠告するがそれ以上は何も言わなかった。