コンチネンタル・オプの事件簿 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ハ 6-5)

  • 早川書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150773052

感想・レビュー・書評

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  • 粒揃いの短編集「放火罪および……」デビュー作です。警察との親密さが意外で、江戸時代の同心と目明かしの関係?「ターク通りの家 」「銀色の目の女 」は良く出来た連作短編です。いきなりの巻込まれサスペンスとってもハードボイルド、よくもまぁ乗り切った!この悪女、美女につきビジュアルが気になります「血の報酬 でぶの大女」「血の報酬 小柄な老人」連作中編で素晴らしい。この【太ったおチビさん】は、なんてタフなんでしょう。アクションも盛り上がり最高です「ジェフリー・メインの死」この訳ならOK「死の会社 」最後の作品です。

  • 結局の所、ハードボイルドについて云えば、そのストーリーもしくはプロットの妙もさる事ながら、その纏う雰囲気、文体にのれるかのれないかによる所が大きい。
    心情の判らないサム・スペード物に比べれば今回のコンチネンタル・オプ物は主人公の内面に当たる所があり、今までのハメット作品の中ではのれた部類に入るのだが、正直云ってやはり物足りない。
    コンチネンタル探偵社がオプを中心にチームワークで事件に当たるのは(私の中で)今までになくフレッシュな感覚があるのだが、その分登場人物が多過ぎて訳判んなくなってしまった。
    う~ん。

  • ハメット

  • 『放火罪および』

    『ターク通りの家』

    『銀色の目の女』

    『血の報酬』

    『ジェフリー・メインの死』

    『死の会社』

     2009年12月16日読了

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著者プロフィール

1894 年アメリカ生まれ。1961 年没。親はポーランド系の移民で農家。フィラデルフィアとボルチモアで育つ。貧しかったので13 歳ぐらいから職を転々としたあと、とくに有名なピンカートン探偵社につとめ後年の推理作家の基盤を作った。両大戦への軍役、1920 年代の「ブラックマスク」への寄稿から始まる人気作家への道、共産主義に共鳴したことによる服役、後年は過度の飲酒や病気等で創作活動が途絶える。推理小説の世界にハードボイルドスタイルを確立した先駆者にして代表的な作家。『血の収穫』『マルタの鷹』他多数。

「2015年 『チューリップ ダシール・ハメット中短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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