- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151101021
感想・レビュー・書評
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多重人格に興味があった頃に・・これも5人の人格を持つ女性の話。
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※興味グラフ表示させる為に入力してあります
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全く別の人格が、都合の良い場面で登場するというのは、実は理にかなっているのではないかと穿ってしまう。
主人公は本来引っ込み思案でオドオドした性格。別人格では、明るくて陽気な人格や、冷静で知的で芸術家肌の人格など、私もほしいと思うような羨ましいものもある。凶暴な人格もあるが、戦わなければならない場面も生活には存在する。
もちろん、それらの人格がきちんと意識下にあり、コントロールできれば、という条件がつくだろうが。
不思議なことだが、本人が見たら全く理解できない書籍を別人格が読破していたり、難解な数式をいとも簡単に解いてしまうというのは、多重人格者には本当にあり得るのだろうか?24人のビリーミリガンでは、別の言語を話す人格もいたようだったが。
下巻では人格の統合がテーマになると思われる。どのように統合し、治癒されていくのか興味深い。 -
642円購入2011-06-28
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5重人格のサリーが自分を取り戻していくストーリーです。
1つ1つの人格が極端な性格をしていますが、
自分にもこんな側面があるかもと思うと
サリーから目を離せなくなります。(しろみ)
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https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
アルジャーノンに花束をの作者が書く、多重人格の一人の女性の話。
コロコロと人格が変わるので、誰の気持ちで語られているのか、ついていくのが少し大変でした。
しかし、なんとも生活していくのが困難な病気ですね。
下巻で多重人格になってしまった理由がもっと詳しく書かれていればいいな。 -
話的にはありがちだけど、雰囲気が好き
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好き
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アルジャーノンに花束を」も、何度か読んだが、ダニエル・キイスは面白い。精神世界に、ぐぐっと引き込まれていく。
多重人格を扱っているが、五人のパーソナリティーの成り立ちの謎解きが絶妙。融合へのプロセスは、澱むところなく一気に読み進んでしまう。