- Amazon.co.jp ・本 (460ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151300073
感想・レビュー・書評
-
またBSドラマで結末知ってて読む。ポアロシリーズ初期の物なのかジャップ警部とはまだしっくりきてない様子。謎が謎を呼びポアロの推理も一転二転する。どっしり感ある読み応え。14章のポアロがヘイスティングズを褒める場面が一番心に残った。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
-
こんばんは!
読み終わりましたね!
私も今日レビュー上げた!
琥珀の夏、34番目になっちゃった!
(;_;)昨日はなかったのに、今日入ったん...こんばんは!
読み終わりましたね!
私も今日レビュー上げた!
琥珀の夏、34番目になっちゃった!
(;_;)昨日はなかったのに、今日入ったんだと思う。今日は日曜だったし(;O;)2021/06/13 -
ゆうママさん、辻村さんなので相当な人気本ですね。34番目とはでもラッキーですよ。少年と犬・馳星周 300人待ちですからね。。。もうすぐ読める...ゆうママさん、辻村さんなので相当な人気本ですね。34番目とはでもラッキーですよ。少年と犬・馳星周 300人待ちですからね。。。もうすぐ読めるんで楽しみですね。2021/06/14
-
おはようございます
300人待ち?ひぇーっ!
50番台が最高ではないかと・・・・
図書館マイページを昨夜みたら「元彼の遺言状」が準備中となっ...おはようございます
300人待ち?ひぇーっ!
50番台が最高ではないかと・・・・
図書館マイページを昨夜みたら「元彼の遺言状」が準備中となっていました!今日、明日のうちに連絡があると思います!わ~い!
明日は図書館は、お休み(-_-)zzzの日・・・
とにかく、もうちょっとで読める!
(o^∀^o)2021/06/14
-
-
これまでのポアロシリーズ同様、全ての人の証言に疑いを持たなければならない。犯人もそうでない人も、色々な嘘をついているから誰の発言を信じていいのか分からなくて推理を難しくする。
慎重に読み進めているつもりでもついミスリードに引っかかってしまって、ヘイスティングスを馬鹿にできない自分がいる…
犯人の大胆さと頭の回転の速さにはビックリした。アリバイは完璧だと思ってたし、ポアロも最後の方まですっかり騙されてた。
ポアロが得意の心理戦で後手に回ったため、裏表紙に“もっとも手ごわい敵”って書いてるのかな?
いつもは途中で犯人に目星を付けて証拠集めしているイメージなんだけど、今回は最後の最後でようやくしっぽを掴んだ感じだった。
すごいトリックという訳ではなかったけど、読者を騙す心理テクニックが面白い一冊。 -
舞台女優ジェーンの夫、エッジウェア卿が屋敷で殺された。ジェーンはエッジウェア卿と別れたがっており、事件当日に屋敷で彼女の目撃情報もあったが、彼女はその時間別の場所で晩さん会に出席していたという鉄壁のアリバイがあった。真犯人は誰なのか、ポアロとヘイスティングズはこの難問にいどむ。
主要人物であるジェーンの造形がリアルである。自分がこうと思ったことは必ずなしとげられなくてはならない、と思い、実際その通りにしてしまう。敵が多いけれど、強い引力を持ち、人を惹きつける人物である。クリスティの女性描写はやはりぴかいちである。
エッジウェア卿を殺したのは彼女しか考えられない、と初めのうちは思うのだが、実際は彼女には犯罪は不可能なのだ。誰が犯人なのか、私は結局最後までわからなかった。
この話の面白いところは、一見わかりやすいと思った謎が、実は二転三転する巧妙な仕掛けになっているところである。そして、最後にトリックがばれる原因がとても皮肉で、終章までくると憐れみすら覚えてしまう。詳しく書くとネタバレになるので感想が非常に書きづらいのだが、強烈な後味の残る作品である。 -
大どんでん返し〜
久しぶりの〈ポアロ物〉です。
相変わらずの読みやすさで、ノンストレス。
しかも珍しくポアロの推理に迷いが……。
そして、大どんでん返し〜。
アー面白がった。
疲れたときにはコレですね。 -
ポアロもの。
エッジウェア卿の妻で舞台女優のジェーン・ウィルキンスンから夫との離婚交渉を強引に頼まれたポアロ。
渋々、ポアロ&ヘイスティングズがエッジウェア卿を訪ねた日の夜に、エッジウェア卿が殺害されてしまいます。
事件当夜、邸で姿を目撃されているジェーンは、同時刻に別の場所での晩餐会に出席していたという、鉄壁のアリバイがあって・・。
いやぁ、読み応えありました。そしてものの見事にミスリードされてしまいました。
今回はポアロの推理も迷走したせいか、すべてが後手にまわってしまい、第二、第三の犠牲者が出てしまいます。
犯人の“狡猾さ”に煮え湯を飲まされたような気分になりますが、この犯人に対する“なんて狡猾なんだろう”という印象がポイントといいますか、人のキャラに対する思い込みが目くらましになっていた気がします。
終盤近くに“え?この人が犯人だったらあまり意外性はないかも・・”と思わせておいての、さらなるどんでん返しには、“そうくるか!”とまたしても降参の私です。
そして、ラストの犯人の手記は、なんというか人間としての大事な部分が欠如している人の心理が表れていて、ちょっとゾッとしました。 -
エルキュール•ポアロが自身に対して失敗を認めることは、ポアロシリーズの後半にはよくある事で、「私はなんて間抜けだったんだ!!」と反省しては真実に辿り着く事がある程度お約束の部分ではあるが、今作「エッジウェア卿の死」においては真相究明までに何度も誤った道筋を辿り、ようやく終盤にて真犯人を導き出すという状態である。冒頭、ヘイスティングスにより、ポアロはこの事件への関与を公表したくなかったと述べているが、珍しく名探偵が犯人に丸め込まれる一歩手前まで来ていた様な事件で、今作の犯人の秀逸さがみてとれる。
舞台女優とそれを取り巻く人達。大女優は夫と離婚したいが認められず、彼女は殺してしまいたいと周囲に吹聴しているが、食事の席でポアロを見つけ、うまいこと夫の考えを翻す協力を依頼する。ポアロ自身エッジウェア卿に興味もあり依頼を受け彼を訪ねるが、エッジウェア卿は既に離婚を認めており、書面を数ヶ月前に送ったという。
全く予想だにしない結末から、その後、エッジウェア卿が何者かに殺害されたとポアロの元に連絡が入り、捜査がスタートする。
クリスティ得意のトリック、人の入れ替えや手紙の謎が主な構成になっているが、いずれも趣向を凝らしており、一本調子では無く一つ、二つと撚りが聞いている。そもそもエッジウェア夫人が逮捕され、アリバイがあり容疑者から外れる一連から既に読者は欺かれており、相変わらずクリスティ作品は凄まじいと驚嘆してしまう。被害者については不幸な結果になっているが、真犯人については処刑に至るまでらしさを備えている。最後、犯人からの手紙があった事、自身の能力を過信している事(ここは職業柄、納得のいく部分ではある)等見事に描写している。
今回、ポアロは中々苦戦を強いられたが、探偵小説では事件か連続しなければ犯人を突き止められないのではと思う事がしばしばある。今作でも容疑者が逮捕されている状態から第三の殺人が起きてしまえば、明らかに犯人は別だという事になってしまい、綻びが出てしまうのだが、その方が作品としては面白いのだろう。いずれにしろ、やはりトリックは秀逸で思いもよらない犯人と結末だった。 -
ほほう、今回はそうきましたか。
こちらの裏をかくのが上手い。
まんまとミスリードされてしまったけれど、だからこそミステリーは面白い。
毎回異なる驚きをもたらしてくれるクリスティ作品。
ホント飽きないわ。
相変わらず個性的で面倒臭いポアロだけど、どこか憎めないんだよね。
それに、夫の殺害計画を吹聴する美貌の女優ジェーンもなかなか強烈で良かったな。