無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

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制作 : Agatha Christie  小笠原 豊樹 
  • 早川書房 (2004年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151300929

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無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想・レビュー・書評

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    ── アガサ・クリスティ/小笠原 豊樹・訳《無実はさいなむ 200407‥ ハヤカワ文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4151300929
     
    …… Christie, Agatha《Ordeal by Innocence 1957 England》
    ── 《ドーバー海峡殺人事件 198402‥ England 19841222 Japan》ドナルド・サザーランド主演
    ♀Christie, Agatha 作家 18900915 England 19760112 85 /
     
     書遁の術 ~ ~
     
    …… 弁護人は、無実のためでなく、真実のために弁護すべきだ。
     江川 紹子の繰言(連続投稿)はシロートが読んでもトンチンカンだ。
    …… 「有実の者が無罪になったら弁護人の責任?」から「無罪を主張
    して戦われたことについては「責任はゼロ」と強調しておきたい」まで。
     |
    https://twitter.com/awalibrary/status/475103711891435520
      
     忍者は、つごうが悪くなると「火遁の術や水遁の術」で姿をくらます。
     論者は、つごうが悪くなると「あの本を読め」と云って論点をずらす。
     
    ── 伊藤 真《刑事訴訟法入門 ~ 講義再現版 19980920-20100315 日本評論社》第4版
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4535517398
    (P72-73,108-109,146-147)
     
    (20170106)
     

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    慈善家の老婦人が殺され、評判の悪い養子のジャッコが逮捕された。
    彼はアリバイを主張したものの有罪となり、獄中で死んだ。
    それから二年後、外国から帰ってきた男が、ジャッコの冤罪を告げに遺族の住む屋敷を訪れた。が、その来訪は遺族にとって迷惑だった。
    落着したはずの事件が蒸し返されることになったのだ。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    この作品は、クリスティー本人がベスト10に入れるくらい思い入れのある作品とのこと。

    なるほど確かに、この作品はいわゆるトリックものと言うより
    他人を疑って生きることの恐ろしさと言う心理面に焦点が当たっていると言う意味では、
    単純なネタあり作品よりサスペンス要素が強くて深いものなのかも。

    最近では「白雪姫殺人事件」でも、無実の容疑者が追い込まれていく恐ろしさ、
    描かれていましたね。

    でもまぁ、確かに無実なのに疑われる、無実かも知れないのに疑ってしまう、
    そのために人間関係が壊れていく...のは恐ろしいことではありますが、
    それを避けるために本当に無実の人間が罪人であったらよかった、
    と思うことはどうかと(´・ω・`)

    この場合は他人が出しゃばって真実を明かそうとしてしまうからこそ
    家族は余計にそう思うのかも知れませんけど...

    青い正義と黒い嘘。
    どちらが正しいかは明白なのだけれど、
    人は時として黒い嘘を選んでしまう場合がある...

    しかーしやっぱりどれほどさいなまれても真実を求めるべきではないのでしょうか...
    と、思う私も青いのかも(´・ω・`)

    以前私の見たテレビシリーズでは、この作品をミスマープルが解いてましたよ。
    (同シリーズで「ゼロ時間へ」もありました。
    これも本編はバトル警視が主人公だけど)

    私がこの作品に、クリスティーほどの肩入れを出来ないのは、やっぱり疑われて獄中死してしまう一家の鼻つまみ、ジャッコのせいだと思うの(´・ω・`)

    ジャッコは何をやらせてもうまくやれず、でも女性(特に年上の!)を転がすことは上手。

    特にひどい罵倒もするし、お金は使うし、わりとどうしようもない感じで書かれていて。

    でもそんなジャッコがある殺人事件の容疑者となって獄中にあり、
    肺炎であっけなく死んでしまう...んだけど、

    やっぱりそんな大人しく獄中で死なないキャラな気がするの(´・ω・`)
    もっとわーわーわめいて家族にお互いを疑わせるように仕向けて死んでいくと思うの。

    そこら辺が何と言うか、ご都合主義な感じで...

    もちろんジャッコがそんなキャラだからこそ、
    家族は彼がすべてを背負って死んでしまったことにも
    罪悪感をそれほど持たず、つかの間の平和な時間を過ごすのだけど...

    あと、「人は自分の見たいものを見る」と言うのがこの作品では顕著に分かります。
    へスターの恋人のドナルド(医者)とかまさにそう!

    「君がやったんだろ?
    僕は一生君を守るから、真実を話してくれ!」と
    へスターに迫るんですけど...

    もちろんへスターはやってない。
    でもそのことを信じてはくれない。

    これって本当辛いし面倒くさいですよね(╬-A-)

    いろんな意味で、深く重たい作品でした。
    最後は意外とあっさりですよ。

  • あー!また犯人はずれたー!
    でもあのひととこのひとが結ばれるのは早い段階でわかった!クリスティはこういうのすきだよね(^^*)
    無実であることの証明は難しい。これにつきる。

  • 冒頭から怪しい様子で、これから殺人が起こると思った。
    主人公が向かったのは、2年前に殺人事件が起こった家。そこに住む子供のいない夫人が殺されていた。夫人は、戦争孤児を引き取り夫と共に暮らしていた。解決していた事件が冤罪だったことによる家族のもつれを描いている。最後まで犯人はわからず、読み応えありでクリスティのミステリーの良さを再認識した。「そして誰もいなくなった」と同等な満足度だ。

  • アガサクリスティーの代表作『そして誰もいなくなった』が家庭内で起こる。人々の疑心暗鬼が良く描かれている。犯人はいつものごとく予想外。

  • なんてこったー!から落ち着くべき所へ落ち着く手腕が相変わらずすごい。
    殺されたお母さんが「死との約束」のお母さんとかぶる。
    ぱっと見は違うんだけどねぇ。怖さの質がそっち方面。

  • ある人物が、無罪であるということは、
    別の人物が、有罪である可能性があるかもしれないということだ。

    ある人物が、無罪であるということは、
    よい知らせだと思い込んでいることがある。

    利害関係者にとっては、利は害と背中合わせである。
    利があるところには、かならず害もあるのだということが、本書から理解できた。

    世の中は、うまくいかないものだ。

    ps.
    解説には、本書がある意味で失敗作だと書かれている。
    小説としては、いろいろな複線が有効に働いているので、成功作だと思う。

  • 『ドーバー海峡殺人事件』原本

  • わたし別に探偵役いなくても気にならなかったなー・・・

    冒頭とかさ、すごい力こもってて、こりゃ力作、って感じたんだけど。
    人物の動揺や心理描写がしっかり書かれてるから
    その代り事件がほとんど動かなくて、ちょっと退屈かも。


    ラストはね、たしかにありゃおかしかったわ笑

  • アガサクリスティー本人がベスト10に選んでる作品らしいけど、私の好みではなかったです。
    ま、推理小説として読まなければ良かったのかも…
    いつも読みながら推理はしないんですが、これは珍しく犯人途中で解かっちゃったし。

    でも登場人物のキャラも魅力的だったし、ジャッコの無罪が明らかになり「では誰が犯人なのか」と動揺する家族の心理描写はさすが。

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