過ぎ去りし世界 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房
4.09
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本棚登録 : 49
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151744075

作品紹介・あらすじ

第二次大戦下のフロリダ。ギャング稼業から足を洗ったジョー・コグリンの命を狙うのは誰なのか? 激動の裏社会を生きる男の物語

感想・レビュー・書評

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  • 「運命の日」の続々編。

    結果から言うと、前作の方が良かった。
    腕っぷしではなく、
    度胸と頭脳で生き残りのしあがるのが、面白かったのだとわかった。

    ギャング稼業の一線を退き、息子を育てていたジョーに、
    暗殺計画の噂が流れる。
    過去からの復讐なのか、現在の嫉妬なのか。

    ギャング社会の、
    少なくとも小説の中でのギャング社会の流れとしては、
    当然身内の裏切りだろうと見当がついたのも、
    いまひとつ面白くなかった要因だと思う。

    あと、
    あまり気持ちの良くない、
    ギャング御用達の医者のエピソードも
    意味不明だったし。

    前作では美しかった友情が失われたのも、
    今回はジョーが生き残れなかったのも、
    そのときに息子に絶望を与えてしまったのも残念だった。

  • デニス・ルヘイン『過ぎ去りし世界』ハヤカワ・ミステリ文庫。

    『運命の日』『夜に生きる』に続く三部作の完結篇。『運命の日』を読んだのは、確か2012年だったか……

    読後に心の中に渇いた風が吹いた。一言で表現するならば、そういう作品である。

    1942年のフロリダ。裏社会のトップにまで上り詰めながら抗争により妻を失ったことから、裏社会から足を洗い、実業家に転身したジョー。生き延びるために再び裏社会に身を投じたジョーの未来は……

  • 悪くないけど まあよくある展開

  • たまらない世界観。

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