影と陰 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 13-2)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151755026

作品紹介・あらすじ

隠れろ、隠れろ、隠れろ、隠れろ…憑かれたようにその言葉を繰り返していた青年は、不法占拠された住宅で怪死した。現場に向かったリーバス警部は、状況の異様さに驚愕する。死体の側には二本の蝋燭が溶けかけ、室内の壁には五芒星が描かれていたのだ。カルト宗教がらみの犯罪に巻きこまれたのか?まもなく被害者がある写真に固執していた事実が明らかになるが…町を浸食する濃く深い闇に、リーバスが闘いを挑む。

感想・レビュー・書評

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  • ユネスコの世界遺産に登録されている、美しい街並みのエディンバラ。その裏の顔で起こる陰惨な事件。
    浮浪者の若者の毒殺、オカルト的模様、男娼、選ばれし者たちの社交場。それらが繋がった事件の真相は(発刊当初はともかく)新鮮味に欠けるけれど陰湿で残酷なものであるのは間違いない。
    不満の残る結末だけれどリーバスの所にジルが再び来てくれたのが救い。
    前作がリーバス個人の事情に描写が多く割かれていたのも面白かったけれど、今作は若い刑事を扱いかねている上司としてのリーバスも楽しめました。
    でもあまり巧い作品だとは思えないかな。

  • 読み始めると面白くて一気に読んじゃうけど、後にあまり残らないかも。登場人物のネーミングが良いです。
    それにしても強烈なバスルームの描写でした…。げー

  • 退屈し、最後は流し読みしてしまった。

  • 不法占拠された住宅で怪死した青年。現場の様子からカルト宗教がらみの犯罪に巻きこまれたのか、それとも…?いつもながら、腑に落ちないことを粘り強く探っていくリーバス警部。まだ初々しいブライアン刑事が登場。シボーンはまだいない。日本で文庫発売されたのは2006年だけど、ジョン・リーバス警部シリーズの2作目。1作目は「紐と十字架」。これも読みたくなったな〜。リーバスは2作目ではモーツァルトを聴いてる!ビートルズも!!

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