- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152081797
作品紹介・あらすじ
女はバークの手を借りたがっていた。彼女の名はボンディー。職業はヌードダンサーだ。しかし、ダンサーとはいっても、彼女が踊るのは酒場のステージではない。場所は高級アパートメントの一室。そこには、ハイテク装置を駆使した専用ステージが配置されている。観客はただひとり、向かいのビルの窓から彼女のプレイを覗き見る、変態野郎だけだ。ボンディーの依頼は、その変態野郎に一泡吹かせてやることだった。男はボンディーのプレイをひとり愉しんでいるのではなく、友人と一緒に眺めながら、嘲笑っていたというのだ。やつに復讐してやりたいの-それがボンディーの願いだった。バークはファミリイとともにボンディーの背景を調べはじめる。やがて彼女の背後に、オレンジ色の目の女ボディーガードを従えた、謎の弁護士カイトの存在が浮かび上がる。ボンディーはカイトがバークに放った餌に過ぎなかったのだ。やがてカイトは、莫大な金を積み、バークにある「調査」を依頼するが…現代社会に巣喰う唾棄すべき悪をアウトロー探偵バークが断つ、シリーズ堂々の第九弾。
感想・レビュー・書評
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バーク・シリーズ。困惑してしまった。これは何かのキャンペーンなのだろうか。もちろん、キャンペーンなのだ。ヴァクスは常にそう明言している。読者としてはキャンペーンであろうが何だろうが、作品世界が面白ければそれでいい。しかし今回は。もはや明確な敵も、爽快なカタルシスもそこには存在しない。バークシリーズはもう終わるべきなんだろうと思う。とはいえ、海の向こうではもうこの次の作品が完成しているそうだけれど。(1998.09.23)
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バーク・シリーズということで読んだんだけど、もはや記憶にない。。。