- Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152084736
作品紹介・あらすじ
三角形や四角形などの図形でおなじみの幾何学は、実は超ひも理論などの最先端科学とも縁の深い、注目の数学分野。その奇妙さと面白さを、平面世界が舞台の物語仕立てで紹介。
感想・レビュー・書評
-
半分も理解できていないと思うのだが、それでも楽しく読んだ。訳も軽快でよろしい
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
180円購入2013-04-10
-
下地があれば、それなりに理解も出来て面白いのかも。
私にはちょっと難しすぎました。ぼんやりとしか理解出来ず、途中で断念。完全に力不足です。出直します。
ビッキーちゃんが「わかったわ!」と叫ぶ度に「ちっともわかんねーよ!」と突っ込みを入れていました(笑) -
イアン・スチュアートという数学者が書いた本です。教科書のようなものではなく、高校生くらいの人を対象に物語的に最新の幾何学に親しんでもらおうとかかれたもののようです。
1884年のイギリスでE・アボットという人が『二次元の世界』という本を書きました。その本は、「二次元の世界の住人からみた三次元世界」といった内容だったそう(残念ながら未読)なのですが、この本はその続編にあたります。
ただし、2次元世界に住むヴィッキー・ライン嬢が旅する幾何学の世界は、3次元にとどまらず、フラクタル、トポロジー、射影幾何学と遠近法、有限射影幾何学、変換群と不変量、非ユークリッド幾何学、確率関数空間(量子論)、相対性理論、重力の幾何学(ホーキング)、ブラックホールとホワイトホールを使ったタイムマシン、ファインマンダイアグラムとペンローズ・マップ、統一理論、ひもと膜の幾何学まで幅広くなっています(要するに120年間でそれだけ幾何学が進歩したって事ですね)。
私がこの本を読んだきっかけは直交表を作る時に必要となる「有限射影幾何学」の概念を簡単に伝えられるようになるといいなぁと言うものでした。
で、それは、この本での射影の説明である
平行な線路は地平線上で一点で出会うように見える
といった文章を読んだときに一歩前進したのでありました。
つまり、「有限な格子でできた幾何学から、さらに射影することで平行ベクトルを取り去ったら直交したベクトルしか残らない」と、直交表の作り方を言葉で書くとそういったことです。
後半はちょっと無理やり(詰め込み)感が強いのですが、雪の結晶の縁の次元が1.26186……つまり、フラクタルの次元って整数じゃないんだ……といったことに驚いたり、なかなか楽しい本でした。 -
幾何学に関する話をとても楽しい物語として説明してくれています。が、途中までは良かったんだけど、最後の方では理解が及ばず・・・もう一度じっくり読み返して理解したいですね。幾何学とはいえ、タイムマシンの話やブラックホールの話なんかもあって読み応えあります。
-
2次元の世界に住んでいる人にとって3次元の世界はどのように感じるのか。後半難しくて目で追っていくようになりました。もう一度じっくり読みたい本。数学者、トポロジーを研究されてる方って不思議な世界を覗き込んでいるのだと憧れました。
-
【memo】一番のお気に入り