- Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152085634
作品紹介・あらすじ
小悪魔っぽい姉の秋月と優等生的な妹の春菜が、両親からクリスマスプレゼントをもらった-秋月にはチワワのメアリー・ベル、春菜には育成型ロボットのヨハネ。やがて、初潮を迎えた自分の身体と、メアリーをかわいがるヨハネに苛立ちをおぼえた秋月は、ちょっとした悪戯を思いつくが…ペットロボットを介した性と生の目覚めを描いた表題作、タイムトラベルした少女が自我と老いの認識を獲得する「あたしを愛したあたしたち」、一体のセクサロイドが語る波瀾の生涯「レプリカント色ざんげ」ほか8篇を収録した性愛SF短篇集。
感想・レビュー・書評
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それは、さほど遠くない未来の話だ…。永遠の少女達に捧げる、愛と性の未来小説。
ハヤカワSFシリーズ Jコレクション
8編からなる短編集。「性愛SF短編集」とのこと。タイムトラベル・異世界・人外
此処ではない世界に属した少年少女達と、性と生の目覚めなどが描かれています。
「少女とエロス」がふんだん。じっくり読ませるっていう感じではなかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ファンタジーエロ本かな。エロはワンパターンだけど。作品は、「からくりアンモラル」「あたしを愛したあたしたち」「愛玩少年」「いなくなった猫の話」「一卵性」「レプリカント色ざんげ」「ナルキッソスの娘」「罪と罰、そして」
途中からは読み飛ばしモード。面白くないな。 -
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SF 性愛小説 レズ 短編 少女物
ここでは、男嫌いの少女が多い。なんか、ジュネっぽい。
SM多い。少年が少女に犯される構図とかも多い。
感情も一方通行気味。
とくに「レプリカント色ざんげ」なんて、究極の一方通行恋愛。ずいぶんたくさん人が出てくるのに、双方向に向かう感情がない。憎しみも愛も本当に一方通行だから。レディーKを愛している主役のアンドロイド、Kは皇子が好き、皇子はそのアンドロイドを愛していて、アンドロイドは皇子が嫌い、Kは皇子に愛されたアンドロイドが嫌い……、皇子はそろそろKが鬱陶しい(憎んではいない)。
ナルシシズム的要素もいっぱい。自己愛的な愛の時、感情のおさまりがいい。
タイトルの「アンモラル」の通りの逸品。
それにしても、女の子は絶対、男の子を愛してあげない話だった・・・。
男の子は女の子にひれ伏しているのに。 -
SF+少女+エロ=森奈津子さん
そんな感じの短篇集です。
まあ書いていることはほぼパーフェクトにエロ小説なのですが、なんとなく雰囲気が透明で、切ない気分になりました。ほとんどがアンドロイドが絡む話です。アンドロイド萌え。 -
性愛SF短編集という冠。「性愛」部分をとっちゃうと、そんなに目新しくもない感じ。
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さすが森氏だと、つい叫んでしまう。何が、といえばエロさである。何もそこまでいやらしく書かなくてもと思いつつ、そのシーンがないと話が成り立ちそうにもなくて。必然的エロ。
普通の話も2作あって、そのうちの「猫の話」がまた、泣けちゃうのだ。ぽろぽろ泣いちゃったよ。 -
性愛SF短篇集。