- Amazon.co.jp ・本 (518ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152088031
作品紹介・あらすじ
絶世の美女ヘレネをめぐって始まったトロイア戦争を戦っていたギリシア神話の英雄たちは、圧倒的な力をふるう神々に対してついに叛旗をひるがえした…これまで、地球化された火星のオリュンポス山の神殿に住む神々は、トロイア側あるいはギリシア側につき、英雄たちとともに戦争をしていた。その戦いは、まさにホメーロスの書いた『イーリアス』そのままの展開だった。だが、神々にナノテクで復活させられ、戦争の経過を観察させられていた学師ホッケンベリーの行動が、トロイア戦争を英雄たちの神々への挑戦に変えてしまったのだ。木星の衛星系に住む半生物機械モラヴェックたちは、地球化された火星近傍での量子活動異常の真相を探るべく、調査隊を送りこんだ。やがて、調査隊の一員だったエウロパ属のマーンムートとイオのオルフの活躍で、大挙して火星に到着したモラヴェックの援軍が、英雄たちと手を組み、ともに神々との戦いに挑んでいく。圧倒的な力を持つ神々と戦争をはじめたギリシア神話の英雄たちとモラヴェックの運命は…ローカス賞を受賞した『イリアム』に続く、待望の完結篇。
感想・レビュー・書評
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【要約】
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【ノート】
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なんでもありのごった煮闇鍋。だけれども全体を破綻させることがなく、なによりも読ませる。
ダン・シモンズ最高。 -
下 にてまとめて記述。
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読了:2010/08/30 図書館
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『イリアム』の続き。
イリアムが、今後どうなるのかしら???と、言う展開で終わったので、待ちに待っていました。
今回も怒涛の展開。モラヴェックはみんな素敵な味わい。特にマンムートとオルフのコンビは最高♪なんてラブリーなでしょ。
未来の地球、神々がトロイア戦争を楽しんでいる火星、木星のモラヴェック。三つの世界が少しずつ重なっていく過程に、目が話せません!
でも、結構な謎がそのままなのは残念。
ラストの展開にもちょっぴり目が点。
でも、とても面白いSFでした! -
第1部はつまらない(後半に比べれば)第2部以降、加速度的に面白くなってくるので、最初で投げ出すと損です。